1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[選手権予選]「後半」アディショナルタイムに決めた2つのゴールで作陽撃破!玉野光南が2年ぶりV!:岡山

ゲキサカ / 2015年11月1日 7時17分

[選手権予選]「後半」アディショナルタイムに決めた2つのゴールで作陽撃破!玉野光南が2年ぶりV!:岡山

[10.31 全国高校選手権岡山県予選決勝 作陽高 1-2(延長)玉野光南高 シティライトスタジアム]

 第94回全国高校サッカー選手権岡山県予選決勝が10月31日に行われ、玉野光南高が2-1で作陽高に勝ち、2年ぶり8回目の全国大会出場を決めた。

 「後半」アディショナルタイムの2つのゴールに、青いユニフォームの歓喜が爆発した。1つ目は40分ハーフの後半40+1分、2つ目は10分ハーフの延長後半10+3分。土壇場で2度ネットを揺らした玉野光南が、劇的な逆転勝利で作陽を下し、選手権への切符をつかんだ。

 2年前は1-1からのPK戦の末に玉野光南が勝ち、昨年は作陽が2-1で勝って、3年連続で同じ顔合わせとなった決勝は、立ち上がりの前半9分に作陽が先制点を奪った。来季の浦和レッズ加入が内定し、注目を集めるMF伊藤涼太郎が右サイドに展開。MF谷口直人がセンタリングを送ると、玉野光南DFのクリアが、エリア内中央で待つ伊藤の下に転がる。ダイレクトで合わせた伊藤の右足シュートは当たり損ねだったものの、ゴール左スミに決まった。

 その後はお互いにロングボールを多用して敵陣のスペースを突こうと試みるが、双方とも相手の粘り強い守備を崩せない。中盤のつぶし合いが長く続き、前半は作陽のシュートが2本、玉野光南は1本と、決定的な場面が少ないままハーフタイムを迎えた。

 1点を追う玉野光南は、前半のうちにFW緑川直生が交代出場したのに続き、後半開始からはFW片山知紀も交代出場し、流れを変えようと試みる。だが、スペースへ抜ける動きとパスの呼吸がなかなか合わず、良い形でシュートまで持ち込めない。一方の作陽も後半は攻撃が失速してシュートが少なく、追加点を奪えないまま試合は終盤に入った。

 玉野光南は後半16分にロングスローが武器のFW新地猛を投入し、ハーフウェーライン付近からでもゴール近くまで飛ばす驚異的な飛距離のスローインで同点を狙う。残り10分を切ってからはキャプテンのCB西中竜斗を前線に上げ、スローイン&ロングパスのパワープレーでゴールを目指すが、それでも作陽の牙城は崩れない。

 しかし、3分と表示されたアディショナルタイムの後半41分、ついに玉野光南の執念が実を結ぶ。右サイドからの新地のロングスローは作陽守備陣にはね返されたが、左サイドに流れたこぼれ球を、DF塩田晃大がセンタリング。これをGKとDFの間でフリーとなっていた片山がダイレクトで合わせ、「これまでで最高のゴール」と振り返る鮮やかな左足ボレーを決めた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください