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[選手権予選]伝統校復権へ!国見が長崎4連覇狙った長崎総科大附撃破!!

ゲキサカ / 2015年11月18日 23時50分

[選手権予選]伝統校復権へ!国見が長崎4連覇狙った長崎総科大附撃破!!

[11.7 全国高校選手権長崎県予選準々決勝 長崎総合科学大附 0-1 国見高 島原市平成町人工芝G]

 第94回全国高校サッカー選手権長崎県予選準々決勝が7日に行われ、4連覇を狙う長崎総合科学大附高と全国優勝6回の名門・国見高が激突。1-0で勝った国見が創成館高と戦う準決勝(8日)進出を果たした。

 立ちはだかってきた壁をひとつ乗り越えた。かつて21年連続で長崎を制し、戦後最多タイとなる6度の全国優勝を成し遂げてきた国見だが、10年度全国高校選手権出場を最後に夏冬ともに長崎県予選を突破することができず。かつての絶対的な強さを発揮することができていなかった。その間台頭してきたのが国見を全国屈指の名門校に育てあげた小嶺忠敏監督率いる長崎総科大附だ。08年の本格強化開始からわずかな期間で長崎を代表する存在に成長し、選手権予選3連覇、県新人戦5連覇など長崎を代表する存在になっている。

 国見の現3年生たちは入学してから公式戦で一度も長崎総科大附に勝利していなかった。だがMF清光脩帆主将(3年)は「総附には公式戦で1回も勝てていないのでチャレンジャー精神でやりました。でも、今年1年通して全国の強いチームとやってきたので、恐れることはない。気持ち的には平常心でやれました」。今年、九州新人大会で準優勝して復活の礎を築いた世代が強敵撃破を果たした。

 立ち上がりから押し込んだのは長崎総科大付の方。前線の個を活かしたロングボールや右DF高倉蓮(3年)のロングスローなどパワーある攻撃と、セカンドボールの優位性を活かして前半はほとんどの時間帯を国見陣内で進めていた。そして、15分には右クロスのこぼれ球をMF右田翔(2年)が右足で狙い、16分にもこぼれ球を10番MF中島成斗(3年)が右足で叩く。
 
 序盤は攻撃機会の少なかった国見だが、20分にセカンドボールを拾った10番MF彦坂亮太(3年)が左サイドを突破する。中盤で落ち着いたプレー光る彦坂や前線で身体を張る酒井中心に攻め返した国見は23分、MF内藤総也(3年)の左ロングスローをCB菅田真啓(3年)が競り勝つと、ファーサイドで待っていたエースFW酒井信磨(3年)が右への動きでDFを外しながら右足シュート。GKの動きをよく見て放った一撃がファーサイドのゴールネットへ吸い込まれた。

 初のビッグチャンスを得点に結びつけた国見に対し、長崎総科大附もFW日野友貴(3年)の右足シュートやDF知念哲矢主将(3年)のヘディングシュートなどで反撃。だが、「空中戦は自分でも負ける気がしないので自信を持ってやりました」という菅田と重本修作(3年)の両CBが制空権を渡さない。また後半は「ハーフタイムに選手同士で話して、前半は中盤のスペースが空いていたのでFWが下がってきたり、DFラインを上げることで埋めました」という清光と彦坂中心にセカンドボールをよく拾っていた国見が攻撃面でもオープンスペースを上手く活用してチャンスをつくる。20分には右サイドを酒井が突破し、MF平島祐貴(3年)が決定的な左足シュート。これはGK松村優太郎(3年)の正面を突いたが、その後もDFを振り切る酒井や内藤からのラストパスがPAに入ってくる。

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