磐田が6位長崎との打ち合い制す! 首位大宮と勝ち点差2とし逆転優勝へ望みつなぐ
ゲキサカ / 2015年11月8日 15時13分
[11.8 J2第40節 磐田4-2長崎 ヤマハ]
自動昇格圏内の2位ジュビロ磐田と6位V・ファーレン長崎との対戦は、4-2で磐田が制した。これで磐田は今季初の4連勝とし、11試合負けなし(8勝3分)。首位大宮が讃岐と引き分けたため、勝ち点差を2に縮め、残り2試合での逆転優勝へ望みをつないだ。一方でJ1昇格プレーオフを狙う長崎にとっては痛い敗戦となった。
試合はいきなり動いた。前半3分、長崎は左CKからMF黒木聖仁がヘッド。叩きつけたボールがDF宮崎智彦に当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らした。
出鼻をくじかれた磐田だったが、すぐさま同点に追いつく。前半7分、MF川辺駿のスルーパスからPA左に抜け出したMFアダイウトンの折り返しがファーサイドのFW森島康仁へとつながり、落ち着いて左足シュート。FWジェイの負傷により得た先発起用に応え、1-1と試合を振り出しに戻した。
さらに磐田は前半17分、MF上田康太の素早いリスタートからゴール前に放り込まれたボールにアダイウトンが反応。これに長崎の選手は反応できず、アダイウトンがヘディングシュートを叩き込み、2-1。アダイウトンの2試合連続ゴールで磐田が一気に逆転に成功した。
磐田はアダイウトンを中心に攻め込む。後半6分、左サイドを駆け上がって、深い位置から中央に切れ込んでシュートもわずかに枠を外れる。同13分には、DF宮崎智彦のスルーパスからPA左へ抜け出したMF太田吉彰が鋭い切り返しで相手をかわして右足シュート。これがゴール右に決まり、3-1とリードを広げた。
長崎も諦めない。後半24分、MF梶川諒太の左CKからGKカミンスキーの前に飛び込んだDF古部健太がヘディングシュートを叩き込んで2-3。直後の同26分には、磐田に決定機を作られるが、FW中村祐輝のシュートをGK大久保択生が体を張って止め、追加点を与えなかった。
さらに長崎は後半40分、MF北川滉平が左サイドをドリブルで駆け上がって深い位置から中央へ折り返す。これに古部が勢いよく走り込んだが、左足シュートはクロスバー上に外れる。長崎の猛攻を耐え凌いだ磐田は同45分、宮崎が左足でダメ押しゴールを決め、4-2で打ち合いを制した。
試合後のインタビューで名波浩監督は、「セットプレーが長崎のストロングなのはわかっていたが、それでやられてしまった。もったいなかった。その反省点は次節以降に生かさなければならない」とコメント。残り2試合に向けては、「勝ち続けるしかない。勝ち点3への執着はずっと言ってきている。勝ち点6しか考えていない」と力強く語った。
●[J2]第40節2日目 スコア速報
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