[MOM1585]浦和ユースFW新井瑞希(3年)_「伸びしろ」表現するFWがファイナル導く先制弾
ゲキサカ / 2015年11月9日 13時34分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.7 Jユースカップ準決勝 大分U-18 0-2 浦和ユース 味スタ西]
Jユースカップ準決勝の開始7分、GKが弾いたボールに抜け目なく詰めたのは、浦和レッズユースFW新井瑞希だった。「入りから相手を飲み込め!」と言った大槻毅監督の言葉を実践して開始からゴールを目指した結果であり、「GKが弾くんじゃないかと思ってポジションを取ったし、『ゴール前では足を振れ!』と言われてて、そのとおりに蹴り込んだ」と語る動きはまさにストライカー。準々決勝に続く貴重な連続ゴールともなったが、新井は生粋のFWというわけではない。
これまで浦和ではサイドで起用されることが多く、「自分の特長はドリブルだし、サイドから切り崩すことが自分の仕事だと思っていた」とも言う。確かにボールタッチは柔軟で、ドリブルのコース取りも上手い。だが、いまは自分のプレーについてちょっと違う発想を持っているという。「この位置(センターFW)で使われているんだし、やっぱりどれだけゴールを奪えるかをまず考えるようになった。泥くさい形でもいいと思っているし、実際にそれで取れてきている」と自身の変化を語る。
大槻監督はカシマでの準々決勝のあとに「守備の部分を含めて今大会の新井は自分の伸びしろを表現してくれている」という言葉でストライカーの成長を表現する。精神面でも考え方が変わってきたところがある。夏までは先発で出る機会が少なく、交代出場で試合に絡んできた。それだけに「ベンチに1年や2年の良い選手がいるので、やれるだけやって交代で出てくる選手に託すという感じでやっている。僕がベンチから出ていくときにそうしてもらっていたし、自分もそういう意識でやっている」と言う。要するに「チームみんなでやるという意識」が結果として個人としてのパフォーマンスも上げているわけだ。
次は決勝。「チャンスで決めたい」と語るストライカーが、長居スタジアムの決戦でもキーマンとなりそうだ。
(取材・文 川端暁彦)▼関連リンク
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