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[選手権予選]洛北が2年ぶりの決勝進出、現校名で“最後の”選手権戦う伏見工振り切る:京都

ゲキサカ / 2015年11月13日 7時30分

[選手権予選]洛北が2年ぶりの決勝進出、現校名で“最後の”選手権戦う伏見工振り切る:京都

[11.7 全国高校選手権京都府予選準決勝 伏見工高 1-2 洛北高 西京極]

 第94回全国高校サッカー選手権京都県大会の準決勝、伏見工高と洛北高の一戦が11月7日に京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場で行われ、洛北がFW貴舩陸(3年)の2得点により2-1で勝利。2年ぶりとなる決勝進出を果たした。

 先制点は前半31分。カウンターで貴舩が自陣からドリブルで持ち込んで放ったシュートはDFに防がれるが、クリアボールを拾ったMF木村幸太(3年)とMF上崎走太(3年)とのパス交換から再び貴舩が仕掛けて左足のシュートを突き刺した。

 伏見工もすぐさま反撃に出る。37分、最終ラインからのロングフィードに反応したFW巌太斗(3年)が右サイドを突いてセンタリング。ゴール前に走りこんだMF古島蓮(2年)のジャンプはボールに届かなかったが、「僕がつぶれて、ファーサイドで味方がフリーになることは狙っていた」(古島蓮)という言葉どおり、その奥に走りこんだMF唐崎世成(3年)がカバーに来たDFを切り返してかわして右足のシュートを決めてみせた。前半は洛北がボールを持って仕掛ける場面が多く、シュート数も相手の倍となる9本を放っているが、伏見工としては想定内の展開。むしろ「もっと押し込まれるかな、と思っていた」(古島蓮)。守備で絶えてカウンターという形はできており、両チームが持ち味を発揮してハーフタイムを迎えている。
 
 後半、洛北の前田尚克監督が動く。右サイドハーフのFW秋津奏太郎に代えてMF島田潤也(3年)を投入。自ら「僕は途中からの男なんです」(島田)と話すスーパーサブがチャンスを作ったのは後半19分だった。相手DFのクリアがFW澤田健太郎(3年)に阻まれると、ボールは右サイドへ。それを拾った島田が縦に持ち出して鋭いクロスを相手GKとDFの間に供給し、走りこんだ貴舩が左足であわせて再びリードを奪う。その後、主導権は洛北が握り続ける。サイドから、中央から、攻撃を仕掛けてチャンスを量産していく。一方の伏見工は追加点こそ許さなかったが、前半と違って攻撃に転じた際に前線で起点を作れず、ボールを運べない。後半に入って、ようやくシュートを放ったのは残り5分を切ってから。左CKから、古島蓮と交代でピッチに立った双子の兄弟・MF古島海(2年)のシュートは相手DFに阻まれる。さらに今度は右CKのクリアボールを、交代出場のFW上村瑠哉(2年)がエリア外から左足で強力なシュートを放つが、ゴール前の選手に当たってGKを脅かすことはできなかった。

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