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[選手権予選]「やってきたこと」出した後半に3発!鹿児島城西が鹿児島実に逆転勝ち!

ゲキサカ / 2015年11月13日 21時18分

[選手権予選]「やってきたこと」出した後半に3発!鹿児島城西が鹿児島実に逆転勝ち!

[11.13 全国高校選手権鹿児島県予選準決勝 鹿児島実高 1-3 鹿児島城西高 鴨池]

 第94回全国高校サッカー選手権鹿児島県予選準決勝が13日に行われ、今年鹿児島2冠の鹿児島実高と鹿児島城西高との一戦は、後半に3得点を奪った鹿児島城西が3-1で逆転勝ち。2連覇に王手を懸けた鹿児島城西は14日の決勝で神村学園高と戦う。

「ハーフタイムには怖がらずに自分たちのやってきたことを出そうと言いました。後半はみんなが怖がらずにやってきたことをやってくれたのでいい結果になった」。小久保悟監督がそう振り返ったように、後半に1タッチパスを多用しながらグラウンダーでボールを動かし、またサイド、中央で個を発揮した鹿児島城西が逆転勝利を収めた。前半は長身FW大下翔(3年)へロングボールを入れる鹿児島実が押しこむ形に。鹿児島城西は前日練習でロングボールの攻防では分が悪いことを確認していたというが、10番MF亀井海凪人(3年)は「前半は動きが硬くて周りが見えていなかった」。相手のペースに合わせてしまい、自分たちのリズムに持っていくことができなかった。

 その中で迎えた前半25分、鹿児島実は相手守備陣の連係ミスを突いてインターセプトすると、MF白木孝拓(3年)が右足シュート。このこぼれに反応したMF渡邊大地(3年)はシュートを打ちきれずにスライディングでPA外側にクリアされたが、後方で構えていた大下が右足シュートをゴールへねじ込んで鹿児島実が先制した。鹿児島実はその後も右サイドからPAへ切れ込んだFW玉城敦也(3年)が左足を振りぬき、34分にも前線で存在感放つ大下のキープからDFの背後へ飛び出した渡邊がチャンスを迎える。

 一方の鹿児島城西は39分にPAからのクリアボールを亀井が右足で叩くシーンがあったが、前半は決定機をつくり出すことができなかった。それでもハーフタイムに自分たちのサッカーを徹底することを確認し、後半開始からFW眞田颯(2年)、11分からはFW伊集院雷(3年)という推進力ある選手を送り出した鹿児島城西が逆転する。13分、相手CBのクリアミスから押し込んだ鹿児島城西は左サイドでボールを受けたMF松本順也(2年)が縦に仕掛けて利き足の左足でクロスボール。小久保監督が「CKになっていいから、怖がらずにセンタリング上げろと」と指摘しているという松本がクロスを上げきった先にいたのは投入直後の伊集院。「当てるだけだったので落ち着いて打った」というヘディングシュートがゴールを破り、1-1となった。

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