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[MOM1602]日章学園FW岩切拳心(2年)_冷静な判断でチームを全国に導く2発

ゲキサカ / 2015年11月16日 10時39分

[MOM1602]日章学園FW岩切拳心(2年)_冷静な判断でチームを全国に導く2発

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.15 全国高校選手権宮崎県予選決勝 鵬翔高 1-5 日章学園高 KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場]

 2年生エースは決勝のゴール前でも、冷静さを失っていなかった。同点からの前半31分、日章学園FW岩切拳心(2年)はMF當瀬司(3年)のスルーパスに反応し、素早い動き出しであっさりと鵬翔DFを置き去り。詰めてくるGKもかわし、決勝点となるゴールを決めて見せた。その6分後、今度はMF竹脇雄大のシュートがクロスバーにはね返されると判断。落ちてきたところを冷静に押し込み、鵬翔を突き放した。

 以前はサイドを主戦場にしていたが、今夏の山口県遠征でワントップに指名される。チームにもうまくフィットし、そこから成長を重ねてきた。昨年はベンチから見ていた決勝の舞台。先発として、落ち着いた気持ちでピッチに立った。

 準決勝では手の内を隠すため、前半はベンチに温存された。チームは3-0で快勝したが試合後、待っていたのは早稲田一男監督からのカミナリだった。ボランチの野崎悠をはじめ、レギュラー全員が「こんなことじゃ鵬翔には勝てんぞ」と5分以上に渡って叱責されたことで、チームはおごることなく決勝を迎えた。

「監督を見返すというんじゃないですけど、期待を裏切らないよう、この1週間練習に取り組んできました」と岩切。決勝戦での1点目は、持ち前のスピードを十分に活かして取ったが、「(決勝戦では)あと1、2点は取れていたと思います」と反省も忘れない。全国に向け、決定力やスピードにはさらに磨きをかけるつもりだ。

 岩切が全国の舞台で躍動する度、日章は栄冠へと近づいていく。

[写真]決勝戦で見事2ゴールのエースストライカー・岩切

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連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015

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