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PO3位のジンクス打破!!“最強の3位”福岡が5年ぶりJ1昇格決める

ゲキサカ / 2015年12月6日 22時37分

[12.6 J1昇格プレーオフ決勝 福岡1-1C大阪 ヤンマー]

 J1昇格プレーオフの決勝が6日にヤンマースタジアム長居で行われ、シーズン3位のアビスパ福岡が同4位のセレッソ大阪と1-1で引き分け、5年ぶりのJ1昇格を決めた。

 準決勝の戦いから中6日、両チーム休養十分でこの日の一戦を迎えた。3位チームとして史上最高勝ち点の82を挙げてプレーオフに進出した“最強の3位”福岡は、準決勝で長崎を1-0で撃破。リーグ戦を8連勝で終えた勢いを継続させている。

 レギュレーションで言えば、90分で決着がつかなかった場合は、3位の福岡が勝ち上がりを決めることになっている。ただこれまで過去3度、3位のチームはJ1に上がれていないというジンクスも存在する。ただ福岡には、5年周期で昇格を決めている“逆ジンクス”もあり、どちらが継続されるかにも注目が集まった。

 一方のC大阪は、リーグ最終節直前にパウロ・アウトゥオリ前監督を解任。大熊清強化部長を急きょ監督に据えてプレーオフを戦っている。準決勝では愛媛と0-0で引き分けたものの年間順位による優位性で、1年でのJ1復帰に望みをつないだ。

 準決勝から福岡がメンバーを変えなかったのに対し、C大阪はMF楠神順平に代えてMFパブロを先発出場させた。さらに決勝の地は偶然にもホームの長居。サポーターの数でも上回っていたとおり、“地の利”を活かした戦いを仕掛けたいところだった。[スタメン&布陣はコチラ]

 お互い慎重に立ち上がった序盤戦だが、前半20分すぎ、福岡にアクシデントが襲う。前線でポイントになる動きを見せていたFW酒井宣福が右もも裏を抑えて倒れ込んでしまう。ピッチ外で治療を試みたが、試合に戻ることは困難と判断され、同24分にFW金森健志と途中交代した。

 タレント力で上回るC大阪はセットプレーからチャンスを伺う。特にFW玉田圭司の左足から放たれるキックは正確で、左サイドのCKではニアサイドを狙い続け、得点の可能性を見せる。さらに前半38分にはパブロがドリブル突破からスルーパス。右サイドで深く入ったFW田代有三のシュートに繋げる。GK中村航輔に弾かれたが、両チームを通じ、前半唯一のビッグチャンスを作った。

 そして後半15分、ついに均衡が敗れる。ピッチ中央でボールを持って前を向いた玉田が、MF関口訓充に当てる。パスを出した玉田は猛ダッシュで最前線に入ると、DFの間に出されたスルーパスに反応。最後は倒れ込みながらも左足で流し込み、C大阪が先制に成功した。

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