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[プレミアリーグWEST]降格危機の名古屋U18が11発快勝。土壇場でのプレミア残留を掴む

ゲキサカ / 2015年12月7日 8時6分

[12.6 高円宮杯プレミアリーグWEST第18節 京都橘高 0-11 名古屋U18 西京極]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プレミアリーグWEST第18節が6日に行われ、最下位・京都橘高(京都)と名古屋グランパスU18(愛知)が対戦した。開始1分のMF田中彰馬の得点を皮切りに、11得点を奪った名古屋が11-0で勝利。この結果、履正社高(大阪)と勝ち点21で並んだ名古屋U18が得失点差で上回り、8位に浮上し、プレミアリーグ残留を手にした。

「“冬のテツ”って呼ばれているだけに、何としてでも残留しないとね」。そう名古屋の高田哲也監督が不敵な笑みを浮かべたのは、今から2週間前に行われた第16節の履正社戦後。宣言通り、怒涛のゴールラッシュによって、プレミア残留を手にした。

「始まる前からサイドを攻略しようと、今週ずっと練習していた」とDF吹ヶ徳喜が口にしたように、ゴールラッシュの口火を切ったのはサイド突破から。前半1分に左サイドを破った吹ヶのクロスがゴール前でこぼれた所を田中が押し込むと、続く3分にも田中が加点。7分には、右CKのこぼれ球を反対サイドのMF梶山幹太がダイレクトで叩き込み、突き放しに成功した。さらに10分。中央をMF川崎健太郎、FW森晃太と繋いで右サイドに展開。受けた田中がマークを外して、降りぬいた左足シュートがゴールネットを揺らし、スコアは4点差まで開いた。

「5点を獲り返すのは難しい」と京都橘の米澤一成監督が口にしたように、試合早々に勝敗が決する形となり、以降も「前期対戦した名古屋とはかなり変わっていて、チームの雰囲気など全てが良くなっていたように思う。特に速さに対応できなかった」(米澤監督)。京都橘は防戦一方となりながらも、22分にエリア左でFKを獲得。FW岩崎悠人が直接狙ったが、GK加藤大智の好セーブに阻まれてしまう。前半の半ばは名古屋のシュートミスもあり、スコアが動かない時間が続いたが、43分には左サイドを上がった吹ヶのパスからMF杉田将宏が、アディショナルタイム1分にはPA右から放った森のシュートのこぼれ球を川崎が押し込み、前半を6-0で終えた。

「開始すぐの得点で、『二桁得点行けるんじゃないか』という雰囲気になった」(高田監督)という名古屋の勢いは後半も止まらず。3分にはPA右でボールを持った杉田のパスを川崎が決めて加点すると、18分には左からのパスを受けた杉田がGKをかわして、左足シュートを叩き込んだ。以降も攻撃の手を緩めず、3得点を加えて、終わってみれば11-0。勝ち点差2、得失点差8の履正社が大分トリニータU-18(大分)と0-0で試合を終えたため、名古屋は逆転での残留を達成した。

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