[MOM1614]徳島市立DF奥田雄大(3年)_「当たっとった」実力派CB、立正大淞南に突破許さず
ゲキサカ / 2015年12月12日 1時4分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.11 高円宮杯プレミアリーグ参入戦1回戦 徳島市立高 1-1(PK5-4)立正大淞南高 コカ広島ス]
本人は「たまたま、当たっとっただけです」と謙遜していたが、全国高校総体4強の立正大淞南高のパワフルな攻撃を1ゴールに封じ、PK戦の末に白星を掴んだのは彼の存在無くしては達成できなかったであろう。徳島市立高は河野博幸監督が「ヘディングは一番大きいですね。身体能力が高い」と認めるCB奥田雄大主将がその身体能力の高さを活かしたヘッドと裏への対応など素晴らしいパフォーマンスを発揮。左足を負傷した影響でPK戦のキッカーから外れ、試合後は歩くこともままならないような状況だったが、主将の気迫、集中力高い守備が徳島市立を支えていた。
「向こうのFWは非常にスピードがあってどんどん飛び出してくる選手だったので、足下のボールは正直仕方ないかなと。(パートナーのCB上野謙太朗とは)後ろをやらせんと前に飛び出してきたところをしっかり掴もうと話していました」。まず意識したのは飛び出しを封じること。動き出し速く、一気に突破を図ってくる相手の特長を出させないことを再優先した。
足下へのパスを通されることもあったが、最後の局面ではクロス、ラストパスを身体に当ててクリア。前半45分には相手のスルーパスがMF上村大悟に通りかけたが、奥田がスライディングでカットしてピンチを逃れた。飛び出しをケアし続けたCBはまた味方のプレスにも助けられて、精度の甘いロングボールを得意のヘッドで次々と跳ね返した。
徳島市立では特進クラス。国立大学への進学を目指しているという。「結構言われる」という勉強も両立してきた中で戦う高校サッカーは新潟U-18と戦う参入戦2回戦が最後だ。「頑張るしか無いです。ホンマに頑張るしか無いです。ボクは守り切って、あとは前が何とかしてくれたらチームは勝てるんで、協力してやれることをやるだけです」。3年間過ごしてきた徳島市立のユニフォームが来季、プレミアの舞台で駆け抜けてくれることを期待している。より強い市高になるため、あと1試合勝てば「僕らが土台づくりできる」。幸い負傷は軽傷の模様。あと1試合、「頑張るしか無い」という主将が徳島市立の土台をつくるために全力で戦い抜く。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2015プレミアリーグ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
技巧派レフティーから大変貌 昨季0得点→11ゴール、FW三島拓人の意識を変えたコンバート
THE ANSWER / 2024年9月10日 16時3分
-
苦しむ山口U-18、個の成長でプリンス残留目指す
ゲキサカ / 2024年9月9日 19時6分
-
前節優勝決定の前橋育英が市立船橋との1位2位対決も2-0で勝利。関東ROOKIE LEAGUE Aリーグで8連勝フィニッシュ
ゲキサカ / 2024年9月8日 5時42分
-
高松大登録メンバー/総理大臣杯24
ゲキサカ / 2024年9月4日 0時20分
-
名門校の双子に明暗…兄と「絶対出たい」 高3で叶った兄弟の夢、心に誓った「揃って選手権」
FOOTBALL ZONE / 2024年8月23日 7時30分
ランキング
-
1馬瓜エブリン「静観しようかと思ってたんだけど…」日本バスケ協会技術委員長のパリ五輪総括を受け私見
スポニチアネックス / 2024年9月14日 15時47分
-
2町田監督、昌子ら先発CB2人負傷交代「痛い」 3試合ぶり勝利・首位返り咲き「奮起してくれた」
FOOTBALL ZONE / 2024年9月14日 20時5分
-
3“大谷ライバル”リンドーアが腰痛で負傷交代 走塁中に痛めたか…MVP争いに影響も
Full-Count / 2024年9月14日 10時1分
-
4大谷翔平は「60盗塁できる」 通算480盗塁男が太鼓判…DH初のMVPも「できない理由ない」
Full-Count / 2024年9月14日 18時22分
-
5【阪神・岡田監督語録】アレ記念日にミラクル逆転勝利「今日は勝たせてもらったような展開」
スポニチアネックス / 2024年9月14日 18時13分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください