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アジア王者・広州恒大が劇的逆転勝利!! クラブ・アメリカ下し、バルサの待つ準決勝へ

ゲキサカ / 2015年12月13日 19時23分

[12.13 クラブW杯準々決勝 広州恒大 2-1 クラブ・アメリカ 長居]

 FIFAクラブワールドカップ2015の準々決勝が13日、大阪長居スタジアムで行われ、アジア代表の広州恒大(中国)と北中米カリブ海代表のクラブ・アメリカ(メキシコ)が対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半に1点ずつを奪い合うと、後半アディショナルタイムにMFパウリーニョが決勝点を叩き込み、広州恒大が2-1の勝利を収めた。

 前半9分に好機を創出したのはクラブ・アメリカだった。FWカルロス・キンテーロがドリブルで中央を持ち上がると、最後はMFルベンス・サンブエサがミドルレンジから左足のシュートでゴールを脅かす。しかし、DFに当たってコースが変わったボールはGKリー・シュアイの横っ飛びのセーブに阻まれてしまう。対する広州恒大は同19分、左サイドからボールを受けたFWロビーニョがゴールマウスを捉えるミドルシュートを放ったものの、GKモイセス・ムニョスにストップされてしまった。

 前半28分にはクラブ・アメリカがゴール前でFKの好機を得ると、DFパオロ・ゴルツが鮮やかな軌道を描く直接FKを蹴り出したが、リー・シュアイのファインセーブに遭ってネットを揺らすには至らなかった。その後も両チームともにゴールを脅かす場面を作り出しながらも、相手守備を崩し切ることができずに前半はスコアレスのまま折り返した。

 後半に入ると広州恒大はロビーニョに代えてMFジョン・ロンを投入。しかし、序盤に好機を生み出したのはクラブ・アメリカだった。右サイドのMFパウル・アギラールが送るクロスから立て続けにシュートチャンスを迎えるが、後半4分のFWオリベ・ペラルタのダイビングヘッドはリー・シュアイに防がれ、同5分のFWダリオ・ベネデットがフリーで放ったヘディングシュートは枠上に外れた。

 しかし後半10分、攻勢を強めるクラブ・アメリカが先制に成功する。右サイドをえぐったベネデットのクロスを、ゴール中央に走り込んだFWオリベ・ペラルタがダイビングヘッドで押し込んでスコアを1-0とした。1点のビハインドを背負った広州恒大は同26分、CKの流れからフリーになったDFフォン・シャオティンが決定機を迎えたが、シュートはジャストミートせずにゴール左へと外れてしまう。

 だが前半36分、MFパウリーニョが左サイドを突破すると、グラウンダーのクロスをFWガオ・リンがつなぎ、最後はMFジョン・ロンが蹴り込んで試合を振り出しに戻した。すると後半アディショナルタイム、FWユー・ハンチャオが蹴り出したCKをパウリーニョがヘッドで叩き込み、広州恒大が劇的な逆転勝利を収めた。

 勝利した広州恒大は17日に横浜国際総合競技場で行われる準決勝で欧州代表のバルセロナと対戦し、敗れたクラブ・アメリカは16日に大阪長居スタジアムで行われる5位決定戦を戦うことになった。

(取材・文 折戸岳彦)
●クラブW杯2015特集

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