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福岡J1昇格の勢いを五輪予選へ…亀川「周囲の厳しい目をモチベーションに」

ゲキサカ / 2015年12月17日 11時3分

 DF亀川諒史にとって今季は飛躍を遂げるシーズンになった。今季より湘南ベルマーレからアビスパ福岡にレンタル移籍すると、キャリアハイのシーズン38試合に出場。J1昇格プレーオフを勝ち上がった福岡躍進の大きな原動力となった。そしてもう一つ、亀川には来年1月に開催されるリオデジャネイロ五輪最終予選(AFC U-23選手権)での大仕事が残されている。22歳が今の思いを語った。


3連敗でチームが持った危機感

―プレーオフを制してのJ1昇格おめでとうございます。決勝は劇的な展開でしたね。
「結果が出てホッとしています。先制されて負けてもおかしくない状況でしたが、最後はチームの力が上回ったんだと思います。プレーオフは3位のチームがこれまで勝ち上がったことがないというジンクスがメディアとかでも結構言われていたので、耳には入っていました。個人的にそれほど意識することはなかったのですが、覆すのは楽しみでした」

―今季を振り返ると開幕3連敗を喫するなど、苦しいシーズン序盤だったと思います。
「開幕3連敗で始まって、最下位。サポーターの期待を裏切ってしまいました。でも最後の結果を見てみれば、今はその3連敗が笑い話になればいいなと思っています。僕は2連敗したあとにU-22日本代表(AFC U-23選手権予選)に行ってしまったのですが、3連敗のあと、選手だけで話し合ったというのも知ってました。チームに戻ると、ひとつになったというのを感じたんです。チームに危機感があったんだと思います。みんな、いくら監督が言おうとも、結局は自分たちがやらないといけないよねって自覚を持ったんだと思います」

―井原正巳監督が就任するということで期待が集まった中での開幕3連敗でした。
「僕自身も移籍する時には井原さんになるって聞いていました。すごい名の知れた人でしたし、守備の部分では成長できると感じて入団しました。一緒にやってみても細かいところを突き詰めてという人だなと感じました。3連敗してから井原さんが強調しだしたのが、まずは守備からというのをキーワードとして言われていました。チームでしっかり守備をして、奪ったら全員で出ていくというようなサッカーを目指していました。守備からという一体感が強くなったと思います」

―亀川選手は湘南でチョウ・キジェ監督の指導も受けています。違いは感じますか?
「チョウさんはどちらかというとメンタル面のことを強くいう人。井原さんは戦術面を強くいう人ですね。一番思ったのは、試合前が真反対なんです。井原さんは一週間練習してきたことを試合前のミーティングで確認するんですけど、チョウさんは戦術とか軽く言って、あとは気持ちを作る。モチベーションを上げることが多いですね。指導面では、井原さんはコーチに任せるところは任せてというバランスを見ながらやってくれます。選手との距離も近すぎず、遠すぎずという感じで。個人的にはポジショニングの部分をよく言われます。少しでもこれでいいやって気持ちを持つなと言われています」

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