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「下から見上げるのはうんざり」G大阪が天皇杯連覇…宇佐美は去就について「ノーコメント」貫く

ゲキサカ / 2016年1月1日 20時36分

[1.1 天皇杯決勝 浦和1-2G大阪 味スタ]

 昨季3冠のガンバ大阪が、今季最終戦にしてようやく初タイトルをつかんだ。10月のナビスコ杯決勝では、鹿島に敗れて準優勝。12月のJリーグチャンピオンシップ決勝でも広島に屈して年間順位2位で終わっていた。「すべて準優勝で終わることは、個人的にも、チームとしても許されないことなので。表彰台を下から見上げるのはうんざりしていた」。MF宇佐美貴史は、浦和との天皇杯決勝に懸けていた想いを明かすと、「『終わりよければすべてよし』という言葉で片づけたくはないですけど、ファン・サポーターの方に悔しい思いをさせていたので、喜んでいた光景を見られたのはよかったです」とゴール裏を青と黒で染めたサポーターに天皇杯連覇を届けられたことに、安堵していた。

 背番号39は、立ち上がり4分にはいきなり決定機を創出。ドリブルで浦和DFをかわすと、右足アウトサイドでFWパトリックへラストパス。パトリックのシュートは、GK西川周作、そしてクロスバーに阻まれてしまった。「前半はいい形で裏に抜け出たり、チャンスを何本かつくれたんですけど。後半にギアを上げられればよかったんですけど、上げ切れなかった」。後半途中からは2列目の左サイドからFWへとポジションを上げたが、シュートなしのまま後半31分にピッチから退いた。

 今季、G大阪はリーグ戦と並行してナビスコ杯、天皇杯、AFCアジアチャンピオンズリーグを戦い、この日で61試合目を数える。加えて、日本代表にも招集された宇佐美は過密な日程でシーズンを走り抜いた。「予想をはるかに上回るペースで試合をさせてもらえた」と宇佐美は充実の1年を振り返る。「疲労で自分らしくできない試合もあったと思いますけど、そういう試合数であることを想定して体をつくっていけば十分対応できる」と来季への糧とするつもりだ。

 一方で、欧州への再挑戦が報道されている宇佐美。試合後、スタンドに自らのユニフォームを投げたことで、G大阪でのラストマッチとも取れるが、「(今季のユニフォームは)もう使わないですし、いつもあげられないので最後ぐらいは。全員に配れれば一番いいんですけど、そういうわけにもいかないので」と特別な意図はないことを強調した。当然、記者から去就についての質問が出たが、「ノーコメントでお願いします」と3度繰り返して、明言を避けた。

(取材・文 奥山典幸)
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●第95回天皇杯特設ページ

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