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「負けて臨むよりは…」緊急出場でタイトル獲得の19歳井手口、五輪予選へ弾み

ゲキサカ / 2016年1月1日 20時38分

[1.1 天皇杯決勝 浦和1-2G大阪 味スタ]

 緊急出場でタイトル獲得に貢献した。ガンバ大阪のU-23日本代表MF井手口陽介は前半12分、負傷したDF米倉恒貴に代わって途中出場。「試合の流れにのまれないように意識してやった」と、ボランチの位置で冷静にパスをさばいた。

「間延びしないこと、セカンドボールを意識してやった。まだまだ(守備で)ボールに行けるシーンがあったし、詰めが甘かった」。自身のプレーをそう反省する19歳だが、「今季はすべてのタイトルで、目の前で悔しい思いをしてきた。最後、優勝できてうれしいし、自分の成長にもつながると思う」と、Jリーグ、ナビスコ杯であと一歩届かなかったタイトル奪取を喜んだ。

 明日2日にはU-23日本代表の一員としてAFC U-23選手権に出場するため、カタールに向けて出発する。「負けて臨むよりは勝って臨むほうが気持ちいい」。タイトルを手土産に乗り込むリオデジャネイロ五輪アジア最終予選。チーム最年少のMFは休む間もなく、次なる戦いに向かう。

(取材・文 西山紘平)
●第95回天皇杯特設ページ

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