[選手権]気丈に振る舞ったキャプテン…G大阪内定コンビ擁する大津は初戦で散る
ゲキサカ / 2016年1月2日 23時12分
[1.2 全国高校選手権2回戦 大津高2-3前橋育英高 フクアリ]
優勝候補の一角が初戦で散った。3年ぶり16度目の出場となった大津高(熊本)は2回戦で前橋育英高(群馬)と対戦。2度のビハインドを追いつきながら後半アディショナルタイムに決勝点を許し、2-3で競り負けた。
これで10年度大会、12年度大会に続いて出場3大会連続の初戦敗退。卒業後のG大阪入団が内定しているDF野田裕喜主将(3年)は「プロになる以上、期待されてなんぼ。プレッシャーはなかった」と言うが、大会初戦の緊張からか、「全体的に硬さがあった」のも確かだった。
試合終了のホイッスルが鳴ると、ピッチに倒れ込むチームメイトを野田が助け起こして回る姿があった。「試合に出ている11人より、3年間で一度もAチームに上がれず、スタンドにいた仲間のほうが悔しいんだ。泣いている場合じゃない。顔を上げよう」。キャプテンとしてそう声をかけ、気丈に振る舞った。
決勝点のシーンでは前橋育英FW横澤航平(3年)に体を入れられ、クロスを上げられた。「自分がもっと足を使って、予測していれば防げた失点だった」。最後の砦となるべきセンターバックとして、そう反省した。
「昨日も天皇杯の決勝があったけど、最後の最後のところで(G大阪の)丹羽さんが体を張ってゴールを守っていた。ペナルティーエリア内で体を張ったり、シュートを体に当てたり、自分とはまだまだ違いがある」
自分自身の課題と向き合う野田。今後はともにG大阪入りするFW一美和成(3年)とともにプロの世界で勝負していくことになる。高校生活最後の大会をPKの1得点で終えた一美は「この悔しさをバネに、また厳しい世界になると思うので、頑張りたい」と唇をかみ締め、会場をあとにした。
(取材・文 西山紘平)
▼関連リンク
【特設】高校選手権2015
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
試合後の意外な交流のワケは…前橋育英10番MF平林がDMで連絡、アドバイスをもらったのは流経柏のドリブラー
ゲキサカ / 2025年1月14日 15時56分
-
前橋育英の2年生FW大岡は全6試合途中出場で日本一貢献「来年は自分の点で勝たせられるように」
ゲキサカ / 2025年1月14日 1時29分
-
「彼とサッカーをやりたい」流経大柏DF奈須琉世は必死の説得、ダブル主将の“相棒”と一緒に「大学で日本一を」
ゲキサカ / 2025年1月14日 0時27分
-
高校サッカー選手権の優秀選手36名が決定! 優勝の前橋育英&準優勝の流経大柏から7名ずつが選出
超ワールドサッカー / 2025年1月13日 21時45分
-
前橋育英7年ぶり日本一に王手…14番主将MF石井陽「最高の状態で最高の終わり方ができるように」
ゲキサカ / 2025年1月11日 23時54分
ランキング
-
1【陸上】田中希実が3戦連続で日本新樹立 ファンも驚き「マジ速すぎだろ!」「やばいやつ」
東スポWEB / 2025年2月9日 10時49分
-
2【全日本】Jr.王者MUSASHI 立花誠吾の失礼すぎるVTR挑戦表明に激高「勝ったの俺だろ!」
東スポWEB / 2025年2月9日 20時3分
-
3中央競馬で“大谷翔平馬券”ならず オオタニサーンもショウヘイも完敗しファン嘆き「何がサイン馬券だよ!」
THE ANSWER / 2025年2月9日 17時5分
-
4「上沢は帰国したけど…」メジャーを諦めない「藤浪晋太郎」が評価急上昇。マリナーズ入団で“期待せざるを得ないワケ”
日刊SPA! / 2025年2月9日 8時53分
-
5「室伏広治に唯一勝てる男だろう」 大谷翔平の自主トレ風景に止まらぬ驚き「人類最強は…」
THE ANSWER / 2025年2月10日 5時13分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする

記事ミッション中・・・
記事にリアクションする

エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
