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[MOM1679]東福岡MF橋本和征(3年)_“左の翼”となった後半、チーム救う決勝弾

ゲキサカ / 2016年1月5日 20時29分

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[1.5 全国高校選手権準々決勝 駒澤大高 0-1 東福岡高 駒沢]
 
 駒澤大高のプレッシングとロングボール攻撃に苦しんだ東福岡高だが、後半22分にMF橋本和征(3年)が決めた決勝点によって何とか競り勝った。4-5-1システムのインサイドハーフで先発した橋本だが、「相手がどんどん蹴りこんできて自分たち中盤も下がってしまった。そこからなかなか速攻とか攻撃に繋げれなかった」と振り返ったように、前半は思うような攻撃ができず。橋本はシャドーの位置で並ぶMF中村健人(3年)にボールを動かす部分をある程度任せながら、背後へ飛び出すことを狙い続けた。

 だが、前半終盤などチャンスらしいチャンスをつくれない時間帯があった。その中で東福岡は後半8分にMF藤川虎太朗(2年)を投入。それに伴って橋本は左MFへポジションを移した。中央でのプレーの方が好きという橋本だが、「きょうは左サイドの方が良かった。仕掛けて相手を押し込もうと思った」。そのMFが「なかなか決めることがないんですけれど」という頭で決勝点を決める。

 後半22分、東福岡は中村のダイレクトでのポストプレーから右サイドで前を向いたMF三宅海斗(3年)が利き足と逆の右足でクロスを放り込む。GKがパンチで逃れようとするが、小さくなったクリアを背番号8が頭で押し込んだ。GKがゴール前から飛び出している状況で「カバーしに来るのが見えた」橋本は、落ち着いてDFの頭上目掛けてシュート。中村が「難しいボールだと思うんですけど冷静に流し込んでくれた」と評した一撃が狙い通りにゴールネット揺らした。全国高校総体では左サイドでの積極的な仕掛けと得意の左足を駆使してチームの優勝に貢献。大会優秀選手にも選出されているMFはこの日、サイドからの仕掛けで押し込むという役割も全う。ヒガシ得意のオープン攻撃を担う“左の翼”となって見事勝利に繋がるプレーをした。

 チームは17年ぶりとなる4強進出。「チームが勝つことが一番なんで、そこで自分が決められて勝つことができたのは良かった。でも誰が決めてもいいんで、決めて勝つことを目指しています」。自身が決めて掴んだ白星を喜んだ橋本だが、チームの勝利が第一。「これからあと2試合しかないですけどヒガシらしいサッカーで勝っていきたい。(自分は)もちろん点取ってチームの勝利に貢献したいです」。ファジアーノ岡山U-15出身。福岡で挑戦するMFが中央、左のポジションでチームの日本一獲得に貢献する。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設】高校選手権2015
連載:高校マン・オブ・ザ・マッチ2015
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