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[ニューバランスカップ]後半静岡学園を圧倒した流経大柏が、新生“裏選手権”の王者に!!

ゲキサカ / 2016年1月8日 7時45分

 このゴールで失速した静岡学園に対し、流経大柏は完全にイケイケ状態。攻守ともに非常にハイテンションなサッカーでハイプレス、球際での攻防で静岡学園を凌駕する。静岡学園は注目ドリブラーMF白川大吾廊(2年)とU-16日本代表MF渡井理巳(1年)を立て続けに投入して巻き返そうとしたが、落ち着きを失ったチームは攻め急いでしまったか、後方から繋ぐことができずにロングボールに頼ってしまう。逆に畳み掛けた流経大柏は14分に本田の右FKをファーサイドの河西が頭で合わせて2-0。21分には河西のシュートのこぼれ球をMF加藤千尋が押し込んで3-0とした。

 流経大柏はその後もMF関大和(2年)や本田が迫力ある動きでセカンドボールを回収し、CB村山竜太(2年)と鈴木の両CBやGK長井玄(2年)中心に静岡学園攻撃陣を無失点に封じた。後半に関しては完勝と言える内容で優勝。新たなスタートを切った“裏選手権”の王者に輝いた。流経大柏の河西は「(現2年生の世代は)今まで優勝がなかったんですよ。ずっと準優勝で。この大会で優勝できてよかった。絶対に優勝しようと思っていたので選手権やプレミアへ向けていいスタートが切れたと思います」と喜び、鈴木は「今年の代はずっと“最弱”と言われていた。タイトルも取れてなかったので、今大会優勝できて嬉しい。自分たちもここからプレミアとかインハイに繋げていきたいですね」とニューバランスカップ優勝を次に繋げることを誓った。

 一方、静岡学園は流経大柏の喜ぶ姿を無念さを滲ませながら見つめていた。指揮を執った齊藤興龍コーチは「さっきアイツらにも言ったんですけど、『選手権出て決勝で流経とやった時に逆に何もやらせないで、逆に3-0で勝つというモチベーションをつくれたのは良かったな』と。練習だけです」と語り、若山も「選手権で当たったらチンチンにしたいですね。今回されたんでやり返したいですね」と選手権でのリベンジへ意気込んでいた。

 出場した48校はここからまた成長して16年の高校サッカーの中心になることができるか。もちろん、来年は“裏選手権”ではなく、選手権の舞台で日本一を争わければならない。選手権に出られなかった悔しさも持ってニューバランスカップを戦ったチームたちは、この4日間を糧にシーズンを迎えて、必ず結果を残す。

(取材・文 吉田太郎)

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