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迫るリオ五輪最終予選、手倉森監督「スイッチを押す準備をしてくれ」…MF遠藤はインフルから回復

ゲキサカ / 2016年1月8日 23時31分

 決戦のときが迫っている――。リオデジャネイロ五輪アジア最終予選を兼ねるAFC U-23選手権に向けて、開催国のカタールで調整を続けているU-23日本代表。大会公式ホテルへと移動する8日、手倉森誠監督が取材に応じ、「いよいよ始まるんだというスイッチを押す準備をしてくれという話をしました。大会が始まることに対してチーム全体で機運を上げていきたい」と語った。

 6日と7日に親善試合を行ったU-23代表は、6日のシリア戦をFW南野拓実(ザルツブルク)の2ゴールで2-1で制すと、7日のベトナム戦ではMF豊川雄太(岡山)とFWオナイウ阿道(千葉)の得点で2-0の完封勝利を収めて2連勝を飾った。

「良いところもあったけど、相手にボールを渡したり、判断が悪くて軽率なプレーをしたり、肝を冷やされた部分を自分たちで招いてしまった。2勝しましたが、その中での課題を自分は少し大きなことと捉えています」

 そう2試合を振り返った指揮官は、2試合連続で2得点を記録した攻撃面で「この部分を高めれば、絶対に点を取れるようになってくるという部分を少し重点的にやりたい」と話し、「詰めの部分はリスタート」と説明。「スローインやゴールキック、コーナーキックを含めて、バリエーションを作って細かく詰められれば、他の国の隙を十分に突けると思う」と13日に行われるグループリーグ初戦の北朝鮮戦に向けて、さらなる成長を促そうとしている。

 また、インフルエンザを発症していたキャプテンのMF遠藤航(浦和)は36度まで熱が下がり、チームメイトとともに食事をとり、ホテル内のジムで体を動かしたようだ。9日は別メニュー調整ながらも、練習に復帰予定となっている。

(取材・文 折戸岳彦)
●AFC U-23選手権2016特集

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