手倉森J不動の10番ここにあり…U-23代表MF中島、“会心の2発”で輝き取り戻す
ゲキサカ / 2016年1月23日 9時25分
[1.22 リオデジャネイロ五輪アジア最終予選準々決勝 U-23日本 3-0(延長) U-23イラン アブドゥッラー・ビン・ハリーファ・スタジアム]
背番号10が眩い輝きを放ち、勝負を決定付けた。延長戦までもつれ込んだ準々決勝イラン戦、U-23日本代表は苦しみながらも延長前半5分にMF豊川雄太(岡山)のゴールで先制すると、延長後半に入ってMF中島翔哉(F東京)が魅せる。
延長後半3分、FW浅野拓磨(広島)から左サイドでバックパスを受けると、対面する相手選手をワンフェイクでかわしてシュートコースを生み出す。「90分でなかなか良いプレーができていなかったし、ほぼ何もしていなかった。延長で何とかチームに貢献したいと思っていました」。PA外から右足で放ったボールは鮮やかな軌道を描いてゴールマウスに吸い込まれる。「迷いなく打てたのが入った要因だったと思います」と華麗な一撃を自画自賛。
さらに2分後の延長後半5分には左サイドでボールを受け、ドリブルを開始。「受けたときにシュートと決めていた」と強気にボールを運ぶと、寄せてくる相手DF2人の間をスルリと抜けて右足を一閃。勢い良く飛び出したボールはクロスバーを叩きながらも、ゴールネットを揺らして自身2得点目を記録した。
グループリーグ3戦では攻守に奮闘しながらも、中央に切れ込むドリブルがつぶされる場面が目立ち、シュートまでなかなか持ち込めず。本人も「もっとシュートを打ちにいくことが個人的には必要だと思う」と口にしていた。しかし、この日の2ゴールを「会心」と振り返ると、「感覚を取り戻せたというか、次につながるゴールになりました」と胸を張った。
手倉森ジャパン初陣となった14年1月のAFC U-22選手権から、中島は不動の「10番」として攻撃のけん引役となり、チャンスメイクだけでなく、フィニッシャーとしても存在感を発揮してきた。
本人は背番号に関して「そこまで意識していません」と話しながらも、「ただ、期待を込めて着けさせてもらっているのならば、その期待に応えないといけないと思っています。特別と言われる番号なので、これからも着け続けられるように成長しないといけません」と今予選中に決意を表していた。負けたら終わりの決勝トーナメントで圧巻の2ゴールを叩き込んだナンバー10は周囲の期待に応えるだけでなく、自らの力で存在価値を証明した。
(取材・文 折戸岳彦)
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