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[新人戦]5発快勝!選手権の悔しさを糧に、名門・藤枝東はパススタイル貫いて勝つ

ゲキサカ / 2016年2月1日 16時31分

[新人戦]5発快勝!選手権の悔しさを糧に、名門・藤枝東はパススタイル貫いて勝つ

[1.31 静岡県高校新人大会中部地区決勝 藤枝東高 5-0 科学技術高 藤枝東高G]

 平成27年度静岡県高校新人大会サッカー競技中部地区大会は31日、2ブロックの各決勝戦2試合が行われ、藤枝東高と静岡学園高がそれぞれ優勝した。藤枝東と科学技術高とのブロック決勝は藤枝東が5-0で快勝。中部地区大会の上位12チームが県大会に出場する。

 スタイルを貫いて勝つ。序盤から主導権を握って攻める藤枝東は3トップの中央に入ったFW岩田寛生(2年)が良くボールを収めて中央、サイドから分厚い攻撃。MF井手皓介(2年)とMF山口晏侍(1年)のダブルボランチから岩田への縦パスが入り、これにトップ下で絡む10番MF曽根大和(1年)が個でDFを剥がすなど決定機をつくり出した。先制点は前半8分。相手DFラインのパス交換が乱れたところを「ああいうところを狙うのはボクの得意なところなので。去年DFもやっていましたし、球際のところでは負けないと思っていたのでパスが弱かったところを狙っていった」という岩田が強引にボールを奪い取り、右中間から中央へ持ち込んで左足シュートを流し込む。

 その後も右オープンスペースへの配球などピッチを広く使ってスペースをつくりながら、中央を細かい連係で破ろうとする藤枝東は23分、右CK後の混戦から山口が競り勝ち、最後は曽根がゴールへ押し込んで2-0。さらに38分には井出からの縦パスを受けた曽根が右への動きでDFをかわしながら右足シュートをゴールへ叩き込む。科学技術もCB増田連太(2年)中心にゴール前で踏ん張り、カウンターから10番MF中村勇次(1年)とFW加藤翼(1年)の連係やMF加島誠也(1年)の仕掛けなどから攻め返す。だが、前半は藤枝東の3-0リードで終了。ケガでDF久松真之(2年)、MF若尾海(2年)ら主力候補を欠いた藤枝東だが、注目GK細川脩造(2年)やCB村松正規(2年)、中盤で高さを発揮した山口ら守備も大きく乱れることなく前半を終えた。

 科学技術は後半、セットプレーや長身FW堀瑠伊(2年)の突破などで反撃したが、藤枝東はボールを握って主導権を離さない。そして18分には山口のインターセプトを起点に左サイドからPAへ運んだ交代出場FW後藤達弥(2年)がゴールを背にヒールパス。山口のリターンを受けた後藤が右足で決めて4-0とした。メンバーを入れ替えながらも「(下のチームの選手や)途中出場した子たちも努力している子たちなので(選手層に)厚みが出てきているのかなと思います」と小林公平監督が目を細める藤枝東は、井手の好パスなどでチャンスをつくると32分にも井手がストレートの弾道で蹴りこんだ右アーリークロスを後藤が右足ダイレクトで合わせて5-0で快勝した。

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