レアル終戦間近か…アトレティコがグリエーズマンの一撃でダービー制す!!

[2.27 リーガ・エスパニョーラ第26節 R・マドリー 0-1 A・マドリー]

　リーガ・エスパニョーラ第26節2日目が27日行われ、サンチャゴ・ベルナベウでは3位レアル・マドリーと2位アトレティコ・マドリーによるマドリード・ダービーが行われた。後半8分にFWアントワーヌ・グリエーズマンのゴールで先制したアトレティコが逃げ切って1-0の完封勝利を収めた。

　レアルが勝ち点差9、アトレティコが勝ち点差8で首位バルセロナを追っている状況であり、両チームにともに是が非でも勝ち点3を獲得したい一戦は、前半11分にアトレティコがゴールを脅かすが、MFコケが右足で直接狙ったCKは惜しくも枠を捉え切れず。一方のレアルは同18分、MFトニ・クロースが蹴り出したFKをDFラファエル・バランがヘディングで合わせるも、ボールはゴール右へと外れてしまった。

　一進一退の攻防が続く中、前半32分にはFWクリスティアーノ・ロナウドが強烈なFKを枠内に飛ばしたが、GKヤン・オブラクの守備範囲に飛んでしまいネットを揺らすには至らない。アトレティコも同40分、PA外でボールを受けたグリエーズマンが左足で狙ったシュートがゴールを襲うも、こちらはGKケイラー・ナバスが右手1本で弾き出してゴールを許さなかった。

　スコアレスのまま後半を迎えると、レアルはFWカリム・ベンゼマに代えてFWボルハ・マジョラルを投入。後半3分にはMFルカ・モドリッチのパスの流れからフリーになったC・ロナウドが右足で狙うも、わずかにゴール左へと外れた。

　すると後半8分にアトレティコがレアルゴールをこじ開ける。中盤でボールを受けたグリエーズマンがドリブルで前線に運ぶと、左サイドを駆け上がったDFフィリペ・ルイスに預けて自らはPA内に進入。F・ルイスの折り返しをグリエーズマンが左足シュートでネットを揺らし、スコアを1-0とした。

　反撃に出るレアルは後半23分にDFダニエル・カルバハルのクロスから放ったC・ロナウドのヘディングシュートがオブラクの手中に収まり、同26分にPA内から狙ったマジョラルのシュートもオブラクの壁を破れず。

　その後もアトレティコゴールに迫ったレアルだったが、最後までゴールをこじ開けることができず。反撃をしのいだアトレティコが1-0の完封勝利を収め、勝ち点3の上積みに成功した。翌日に試合を控える首位バルセロナに食らい付いたアトレティコに対し、レアルはバルセロナの結果次第で勝ち点差が12まで広がる崖っぷちに追い込まれた。

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