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先発でJデビューの19歳、札幌DF進藤「一瞬で表裏がひっくり返る怖さ」

ゲキサカ / 2016年2月28日 19時18分

先発でJデビューの19歳、札幌DF進藤「一瞬で表裏がひっくり返る怖さ」

[2.28 J2第1節 東京V1-0札幌 味スタ]

 プロ2年目で待望のJデビュー。開幕戦・東京V戦で初めてJリーグのピッチへ立った北海道コンサドーレ札幌のDF進藤亮佑は「ファーストプレーでキックミスをしましたが、奇跡的にボールがつながった。それもあって試合に入れた。試合を通じての出来は悪くなかったと思います」と振り返った。

 試合前にはロッカーが隣のMF小野伸二から「開幕戦はどんな選手でも少し緊張するものだから、いつも通りに自信を持って楽しんでやれば」とアドバイスも送られたという。強心臓の19歳は「デビュー戦でしかも開幕戦という特別なので、少しふわふわした感じもあったけれど、いつもと同じルーティーンでやれば問題はなかった」と話す。

 3バックの右へ入り、中央のDF河合竜二と連携を取りつつプレー。前半13分には相手のクリアをハーフウェーライン付近で拾ったものの、自ら上がるかパスをつなぐか迷うと、ワンテンポ遅れてのパスはサイドラインを割るシーンもあった。それでも、その後は安定したプレーで最終ラインを構築。90分間をそつなくこなした。

 試合後、四方田修平監督は「全く緊張もなく、思い切ってやってくれて、守備への対応も良かった。十分よくやってくれたと思う」と奮闘ぶりを評価。1年目となった昨季はJリーグでの出場はなかったものの、2年目にして迎えたデビュー戦は上々のものとなった。

 とはいえ結果は0-1の敗戦。失点シーンは札幌の好機から一転、ピンチとなった生まれたものだったことから余計に悔しさは募る。後半29分、右サイドからカウンターで攻め込んだ札幌。MFマセードのパスをMF宮澤裕樹が落とし、PA内右で拾った進藤が右足シュート。「宮澤選手のパスが少し短くなったので、トラップかなと思ったんですけど、目が合ったのでシュートを打ちにいきました」。渾身の一撃だったがDF井林章に当たってしまった。これを拾われ、カウンターを食らうと失点を喫した。

「あの場面はこっちの大きなチャンスだったんですけど、一瞬で表裏がひっくり返る怖さが分かりました。ああいうのがJの怖さなのかもしれない。相手陣地でのチャンスであっても、しっかりとプレーに責任を持ってやらないといけないと学びました」

 チームとしての結果は伴わなかったデビュー戦。それでも力強く前を見つめた進藤は「個人としてどうというよりも、チームがどういい方向にいくか考えないといけない。自分はチームにどう色を与えられるか考えて。また来週の練習からやっていきたい」と表情を引き締めた。

(取材・文 片岡涼)

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