[UAチャレンジカップ]佐野日大は後半4発で3点差を逆転、個々が「攻守一体が当たり前にできるように」なって全国へ
ゲキサカ / 2016年3月26日 8時49分
[3.25 アンダーアーマーチャレンジカップ5位決定戦 長崎日大高 3-4 佐野日大高 富士緑の休暇村]
日韓の強豪8校が真剣勝負で成長を目指すと同時に、栄養講習会やリカバリー講習会を通して体作りの知識などを身につけてきた「アンダーアーマーチャレンジカップ2016 SPRING」(山梨)は大会最終日の25日、順位決定戦を行い、5位決定戦で長崎日大高(長崎)と佐野日大高(栃木)が激突。前半、長崎日大がFW石見偉(1年)の3ゴールで3点を先取したが、後半にMF小林幹也(1年)の決勝ゴールなど4点を奪い返した佐野日大が4-3で逆転勝ちした。
前半、長崎日大は背後のスペースを突いた石見が連続ゴール。6分、28分にゴールを奪うと、35分にもMF田口凌(1年)のスルーパスから右足で決めてハットトリックを達成する。だが、田口のスルーパスからGKと1対1になったFW橋本雄太(2年)の右足シュートがクロスバーを叩くなどチャンスを逃すシーンもあった長崎日大はメンバーを入れ替えた後半に佐野日大の追撃を許してしまう。
佐野日大は5分、9分に連続ゴール。勢いづいた佐野日大は前線からの連動したディフェンスで相手のパスワークを封じ、MF小森発平(2年)がカットインから右足シュートを放つなど攻め続ける。そして31分、CKのクリアボールを渡邊がゴール前に入れるとMF飯淵玲偉(2年)が頭で決めて同点に追いつく。そして33分には左クロスに青木が飛び込み、最後は小林が決勝点を押し込んだ。佐野日大のMVP選手に選出された飯淵は「いつも自分たちは前半の入りで失点してリズムが崩れてしまう。そのあとも立て続けに失点してなかなか自分たちがリズムつくれなくて苦しい試合だったんですけど、後半に前からかけて高い位置で奪えてそこから一気に攻撃して得点も奪えたので、ひっくり返すことができたと思います」
佐野日大の海老沼秀樹監督はこれまで出場期間の少なかった選手たちの成長も見えたアンダーアーマーチャレンジカップの収穫について「(出場機会の少なかった選手たちが)頑張ってできるようになってきた。それが一番の収穫かな。だいぶ逞しくなっている。後半は特にそれが見えたのでいい終わり方ができたと思います」と頷いた。
今大会は守備の部分を強調する中で2日目以降は「高い位置で奪ってということができてきました」と評価。だが、一方でまだまだ攻撃だけ、守備だけとなっている選手が多い。それだけに海老沼監督は「守備はいいけれど攻撃がちょっとダメだったり、攻撃はいいものもっているけれど守備がダメという子がまだ多い。攻守一体が当たり前にできるように。それをまだこちらから行けと言われて動いているので、1テンポ、2テンポ遅れてしまっている。そこが自分の意志、判断で動けるようにしていかないと取りきれるところで取りきれなかったり、攻撃のところでも一歩遅れたりというのがあるので、そういったところを1年間通じてやって選手権のところで出したい」と語った。
飯淵は「県内のライバル校である矢板中央などにしっかりと競り勝ってこれから関東予選、インハイ、選手権があるのでしっかり1位をとって全国へいけるように頑張っていきたい」。この日の後半は勝利への強い意志を示し、攻守が一体となって逆転。より突き詰めて栃木の名門はタイトルを獲得する。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
アンダーアーマーチャレンジカップ2016 SPRING特集ページ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[関東 ROOKIE LEAGUE]強さと速さ備えた習志野FWウィキンズ真人が同点ゴール。伝統校を「自分のたちの代で強く」
ゲキサカ / 2024年4月24日 22時26分
-
[関東 ROOKIE LEAGUE]守備力強化を目指し、静岡から栃木の強豪へ。佐野日大の184cmレフティーDF川島鳳翔が地元で奮闘
ゲキサカ / 2024年4月24日 21時35分
-
鹿島がルヴァン杯初戦でJ3最下位・八戸に大苦戦…最後は10人の延長戦で逆転勝利!!
ゲキサカ / 2024年4月17日 21時11分
-
持ち前の勝負強さ発揮…FC東京の20歳キャプテン松木玖生が逆転弾「次も点を取れる予感がする」
ゲキサカ / 2024年4月4日 1時9分
-
フル出場の遠藤航が攻守で存在感! リバプールがホーム2発で逆転勝利、暫定首位に浮上
FOOTBALL ZONE / 2024年3月31日 23時57分
ランキング
-
1横浜FM、クラブ史上初のACL決勝進出が決定 数的不利も蔚山とのPK戦“死闘”制す
FOOTBALL ZONE / 2024年4月24日 21時53分
-
2大敗の吉井監督「交代のタイミング間違えた」 8失点炎上の二保に謝罪「恥かかせた」
Full-Count / 2024年4月24日 21時36分
-
3大谷翔平が「人生の中でトップクラス」と自画自賛 前夜の191キロ衝撃弾を自ら解説
スポーツ報知 / 2024年4月25日 8時32分
-
4一度は中止の女子版ACLプレ大会決勝、やっぱり実施へ…三菱重工浦和が出場、5月10~12日頃に駒場開催検討
スポーツ報知 / 2024年4月24日 18時37分
-
5大谷、たった26試合でド軍歴代トップ3を独占 止まらない弾丸ライナー、1位&3位記録を2日で樹立
THE ANSWER / 2024年4月25日 11時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください