怪物・平山が復活弾!! 森重2発のFC東京が名古屋との熱戦制す
ゲキサカ / 2016年4月3日 0時10分
[4.2 J1第1ステージ第5節 FC東京 3-2 名古屋 味スタ]
J1は2日、第1ステージ第5節を行い、味の素スタジアムではFC東京と名古屋グランパスが対戦。前半にDF竹内彬とDF森重真人に得点が生まれて1-1で折り返した試合は、後半25分にFW平山相太の得点でFC東京が勝ち越すも、同31分にFW永井謙佑のゴールで名古屋が追い付く。だが、同37分に森重が自身2点目となる決勝ゴールを叩き込み、FC東京が3-2の勝利を収めた。
ホームのFC東京は3月19日に行われた第4節鹿島戦(●0-2)から先発3人を入れ替え、MF阿部拓馬、MF河野広貴、リーグ戦初出場となるMFハ・デソンを先発起用。一方の名古屋も第4節仙台戦(○2-1)から先発3人を入れ替え、FW野田隆之介、MF明神智和、DF大武峻が今季初めてスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]
ともに集中した守備で相手に好機を作らせない中、前半14分にハ・デソンのパスを右サイドで受けたMF東慶悟が中央に切れ込んでシュートまで持ち込むが、ボールはゴール右へと外れてしまう。すると名古屋が同17分にセットプレーの流れから先制に成功する。MF田口泰士の蹴り出したCKはクリアされるが、こぼれ球に反応した野田のシュートが竹内に当たってコースが変わりゴールマウスに吸い込まれた。
リードを許したFC東京は反撃に出るが、前半18分にDF小川諒也のCKから森重が放ったヘディングシュートはゴール右に外れ、同26分にはMF米本拓司の右サイドからのクロスをFW前田遼一がヘッドで狙うもゴールマウスを捉え切れなかった。しかし同41分にCKを得るとPA内で森重が竹内のファウルを誘ってPKを獲得。これを森重自らが落ち着いてゴール中央に蹴り込み、試合を振り出しに戻した。
1-1のまま後半を迎えると、後半7分に野田のパスから左サイドを抜け出したFW永井謙佑がシュートまで持ち込んだものの、ボールは枠を捉え切れず。同12分にFC東京はハ・デソンに代えてMF橋本拳人を投入して状況を打開しようと試みる。同19分には中盤でボールを受けた橋本がスルスルと抜け出してミドルレンジから強烈なシュートを放ったが、DFに当たって勝ち越しゴールを奪うには至らなかった。同23分には河野に代わって平山が投入される。
すると投入されたばかりの平山が、いきなり結果を残す。前田とのパス交換から前を向いた阿部のスルーパスが平山へと通る。ゴール左でボールを受けた平山は相手DFを引きずりながらも中央へと運んでシュートコースを作り出すと、左足でゴールに流し込んでFC東京が勝ち越しに成功した。昨季は右足の骨折で苦しんだ平山にとって、14年7月27日に行われたJ1第17節仙台戦以来のリーグ戦ゴールとなった。
逆転を許した名古屋は後半27分に野田に代えてFW小屋松知哉を投入。すると同31分、右サイドを突破したDF矢野貴章のクロスを永井がヘディングで叩き込み、すぐさま同点に追い付く。しかし同37分、小川諒也が蹴り出したCKを森重が豪快なヘディングシュートで決めて、再びリードに成功。同41分に森重がMF田口泰士へのファウルで一発退場となったものの、FC東京が逃げ切って3-2の勝利を収めた。
(取材・文 折戸岳彦)●[J1]第1ステージ第5節2日目 スコア速報
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