「拳人は発見」と手倉森監督…“ラストチャンス”でアピール成功のMF橋本
ゲキサカ / 2016年4月15日 17時56分
[4.13 練習試合 清水 1-1 U-23日本代表候補 アイスタ]
このチャンスに懸ける意気込みが違った。今回の静岡合宿で手倉森ジャパン初招集を果たしたMF橋本拳人(FC東京)は、合宿初日に「ラストチャンスという気持ちだし、ここでやらなきゃもう呼ばれないという強い覚悟を持ってここに来た。相当気合いが入っています」と力強く語っていた。
練習から積極的な姿勢を見せ、合宿2日目に行われたハーフコートの11対11ではゴールも決めた。練習後には手倉森誠監督から、「守備から攻撃に移るスイッチをボランチは担っていかないといけない」と個別で声を掛けられるなど、橋本のプレーは指揮官の目にも留まっていたようだ。
そして迎えた清水との練習試合。後半からボランチの位置で出場した橋本は、持ち味のボール奪取で守備を締めるだけでなく、縦パスで攻撃をスピードアップさせる。さらに果敢な攻撃参加で、幾度となくゴール前に顔を出した。すると、後半29分にはMF中島翔哉(FC東京)の落としを胸トラップで落ち着け、バイシクルで狙うなどゴールへの強い意欲も示した。
「何度かボールを配球して、自分も出て行くというところは出せた」と手応えを語りながらも、「もう少しワンタッチで前につけるところや、守備でボールを奪う回数を増やすことなど、まだまだ課題が残ったゲームでした」とすべてを出し切れなかったことに悔しさを滲ませた。
しかし、指揮官は「拳人は縦へのスイッチを入れられるボランチとして発見。3列目から出ていく能力も申し分ない」と絶賛している。そして、最終予選を戦い抜いたメンバーや常連メンバーに対して「刺激になる」と橋本のような新戦力の台頭を歓迎している。
初招集ながらもインパクトを残した男は、「五輪に行きたい気持ちはより一層強まった。チームでさらに成長して、また呼んでもらえるように頑張りたい」と手倉森ジャパン定着、そしてリオ五輪出場を目指す。
(取材・文 折戸岳彦)
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