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意地の一発も…「下を向いている暇はない」仙台MF三田が語る覚悟

ゲキサカ / 2016年4月16日 18時54分

[4.16 J1第1ステージ第7節 浦和 3-1 仙台 埼玉]

 浦和にゴールをこじ開けられた直後だった。前半から押し込まれる展開になりながらも、粘り強い対応で先制点を許さずに試合を進めていたベガルタ仙台だが、後半8分にFW李忠成にネットを揺らされてしまう。このままズルズルと行ってしまってもおかしくない流れだったが、MF三田啓貴がすぐさま同点ゴールを叩き込んで試合を振り出しに戻した。

 後半9分、左サイドから切れ込んだ三田はDF遠藤航のチャージを受けながらも「ここで倒れてもファウルにならないと思った」と体勢を立て直すと、ミドルレンジからシュートに持ち込もうとする。「相手の股を抜こうと思った」とタイミングを図ると、右足から蹴り出されたボールはゴール左に突き刺さった。

 渡邉晋監督は「(ここ数試合)1点を失い立て続けに失点していたけど、三田のゴールで追い付けたのは成長」と話した。しかし、その後2失点を喫したチームは1-3の敗戦。3試合連続3失点でのリーグ戦4連敗となってしまったが、三田は「前を向いてやっていくしかない」と視線を上へと向けた。

 今季、下部組織から育ち、明治大を経て加入したFC東京を離れ、仙台への期限付き移籍を決断した。当然「迷いはあった」ものの、「(渡邉晋)監督が必要としてくれたし、自分も東京でしか育っていないので、環境を変えることが成長につながると思った」と新天地を求めた。

 開幕戦の横浜FM戦ではスタメン出場を果たすだけでなく、決勝点を叩き込んで華々しい仙台デビューを飾った。第3節以降は先発フル出場を続けており、なくてはならない存在となっているが、チームは第7節終了時点で2勝5敗となかなか結果がついてこない。さらにMF梁勇基、MF金久保順ら負傷者が相次ぎ、苦しい台所事情となっている。

 だからこそ、三田は覚悟を語る。「レンタルとかは関係ない。結果を残さないといけないし、勝利に貢献しないといけない。下を向いている暇はない」。25歳のアタッカーは少しでも上の順位に導くため、チームをけん引していこうとしている。

(取材・文 折戸岳彦)●[J1]第1ステージ第7節2日目 スコア速報

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