1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[プレミアリーグEAST]「ノーリスクでは何も生まれない」高いスキル示すも積極性欠いた横浜FMユースは初勝利ならず

ゲキサカ / 2016年4月17日 2時58分

[プレミアリーグEAST]「ノーリスクでは何も生まれない」高いスキル示すも積極性欠いた横浜FMユースは初勝利ならず

[4.16 高円宮杯プレミアリーグEAST第2節 横浜FMユース 1-2 市立船橋高 日産フィールド小机]

 昇格組ながら優勝候補の一角に掲げられている横浜F・マリノスユースはホームでプレミアリーグ初勝利を狙ったが、1-2で敗戦。DFライン中心に昨年の日本クラブユース選手権優勝メンバーの大半を残すチームは昇格即優勝を掲げてスタートしたが、第2節まで1分1敗と出足で躓く結果となっている。

 開幕戦の柏U-18戦に関しては決定力を欠いて白星こそ掴むことができなかったが、前向きなドロー。この試合でも対戦した市立船橋高の朝岡隆蔵監督がプレッシャーを剥がすパスワークを賞賛するなど上手さを見せていた。また10番MF吉尾海夏(3年)やMF川原田湧(3年)、FW河原地亮太(3年)、FW渡辺力樹(3年)らが連動した崩しからチャンスもつくり出していたものの、チームは慎重になり過ぎた部分があったか、またリスクを警戒し過ぎた部分があったか、攻め倒してまでゴールを奪うような姿勢は見られなかった。松橋力蔵監督は「市船さんが強いという確認はしている。でもそれぞれがやらなさ過ぎ。ノーリスクでは何も生まれない」。終盤の決定機を活かしていれば結果を変えることもできた試合だったが、指揮官はプレー云々よりもできることにパワーをかけてやらなかったこと、チャレンジしなかったことを厳しく指摘していた。

 主将の右SB常本佳吾(3年)は「前半から(吉尾)海夏はいい動きをしていた。ボクも海夏がキーポイントの選手になると思っていたので試合前に話をしていました。ケガで交代していたけれど、身体張って守ったのは海夏くらい。引っ張っている選手にみんながどうついていくか。次節は決定力を上げて守備のところはしっかり守る。自分たちは全員攻撃、全員守備でやっていって前半主導権握っているとしたらそこで点決めて、後ろの選手であろうが前に出て点決めていいと思うし、前線の人がゴール前で身体を張ってもっと守備する場面もあっていい」。チーム全員の意識を向上させること、そしてより1点にこだわる部分の必要性も口にしていた。

 0-2の終盤、攻守に奮闘を続けていた10番MF吉尾が負傷退場してから危機感が増したか、チームは市立船橋を押し込み、連続攻撃を仕掛けて攻め立てた。41分には松橋監督の使命で主将を務める常本の弾丸ミドルが決まり1点差。「0-2の状態でみんな下向いているかなと思った。前半に外れましたけれどミドルシュートを打って感触はあったので、良いボール来たら狙っていこうというのはあった。きょうみたいな得点も数を増やしていけば、背中でチームを引っ張っていけると感じていますし、一発だけじゃなくて守備の面もチームを引っ張っていければいい」という主将のゴールでチームは盛り上がった。

 追いつくチャンスを作りながら敗れたことは悔いが残るが、大事なのはこれから。常本が「もっと自分の個とか、味を一人一人出していったらマリノスは高いレベルでやっていける。(プレミアリーグに昇格したことで)1試合1試合気の抜けない試合が続いている。環境に適応して残るだけじゃなくて優勝できるチームに。プレミアの経験の差があったではなく、個人個人の実績はマリノスも全然あると思う。そのためには一人ひとりが特長を出さなければいけない」と説明する横浜FMユースは、個人個人が自分の特長や経験値の高さをより発揮してプレミアリーグで必ず巻き返す。

[写真]後半41分、横浜FMユースは常本が右足ミドルを叩き込んで1点差

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
2016プレミアリーグEAST

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください