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[プリンスリーグ東北]DF上田主将復帰の仙台ユース、遠野に5-0勝利で首位浮上!

ゲキサカ / 2016年4月23日 17時27分

[プリンスリーグ東北]DF上田主将復帰の仙台ユース、遠野に5-0勝利で首位浮上!

[4.23 高円宮杯プリンスリーグ東北第3節 仙台ユース 5-0 遠野高 泉パークタウンスポーツガーデンサッカー場]

 23日、「高円宮杯U-18サッカーリーグプリンスリーグ東北第3節」が東北各地で行われ、宮城県仙台市の泉パークタウンスポーツガーデンサッカー場では、4位のベガルタ仙台ユース(宮城)と6位の遠野高(岩手)が対戦した。

 仙台ユースは前節の盛岡商高戦で負傷から復帰し、途中出場を果たしたキャプテンDF上田健斗(3年)がスタメン出場。遠野は昨季からボランチのレギュラーだったキャプテンMF千田夏寅(3年)、昨季の選手権岩手県大会決勝でゴールを挙げたFW佐々木琢光(3年)に期待がかかった。

 試合は立ち上がりから遠野を圧倒した仙台ユースのゴールラッシュとなった。6分、FW登録で4-4-2の右サイドハーフに入ったFW佐々木翼(3年)が、右サイドを疾走し、クロス。これに合わせたFW齋藤耀之介(3年)がヘディングシュートを決めて先制。さらに13分、CKのチャンスからゴール前で混戦になったところMF舘田晃太(3年)がこぼれ球を押し込んで追加点を奪う。

 そして圧巻は29分だった。DF上田のロングフィードを受けた齋藤がDFラインの背後へスルーパス。このパスを受けた佐々木翼がゴールへ突進しシュート。GK菊地将大(3年)は弾いたものの、ボールはゴールへ吸い込まれ3点目。キャプテンの精度の高いロングフィードがゴールを呼び込んだ。

 後半に入っても仙台ユース優勢は変わらず、2分にはサイドチェンジで遠野守備陣を揺さぶり、最後はDF平澤健介(3年)のクロスから左サイドハーフMF内村凜太郎(3年)がゴールを決めて4点目。40分には齋藤のスルーパスに反応したFW阿部龍之介(3年)がゴールを決めて、5-0と仙台ユースの圧勝に終わった。

 プリンスリーグ東北開幕後、2連勝はしていたが、得点力不足に悩んでいた仙台ユースの越後和男監督は「2週間クロスの練習をやってきた成果が出た」と大量5得点に満足した様子だった。この日1ゴール1アシストの佐々木翼は「前の試合では勝負できていなかった。自分のスピードを生かして、ボールが来るかなと思って走ったらゴールが取れた」と前節までの反省を生かし、攻撃の起点として相手の脅威となった。

 そして大きかったのは上田の復帰。守備では相手の決定機で確実にピンチを防ぎ、攻撃では正確なロングフィードが3点目を呼び込んだ。「最初は試合に入れなかったが、途中から良くなっていった。ロングフィードが結果的に得点につながって良かった」。上田が発奮するのは理由がある。この日、上田と途中交代で出場したDF山下諒時(1年)の存在だ。上田と山下は共にFC古河ジュニアユース出身。「信頼できる優しい先輩」と上田を慕う山下に対し、「どんどん伸びてきているので刺激になっている」と後輩の頑張りに刺激を受ける上田。同じチーム出身の先輩後輩で切磋琢磨し、レベルの高い競争ができている。この試合で首位に浮上した仙台ユースは2年ぶりの優勝に向けて勢いづきそうだ。

 一方の遠野は左サイドを再三崩され大敗。長谷川仁監督は「まだまだ力不足。立ち上がり左サイドがやられすぎた。まだベストメンバーが決まらないので、秋までに立て直したい」と選手権に向けてじっくりチームを作る構え。この日は攻撃よりも守備に追われる時間が長くなっただけに、キャプテンの千田は「失点を少なくして全国で戦うためにプリンスで上位を目指したい」と守備の修正をチームの課題に挙げた。 

[写真]3点目を挙げたFW佐々木翼を仙台ユースのチームメートが祝福 

(取材・文 小林健志)▼関連リンク
2016プリンスリーグ東北

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