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福岡がJ1ホーム1693日ぶり勝利で最下位脱出!湘南との“裏天王山”制す

ゲキサカ / 2016年5月14日 16時23分

[5.14 J1第1ステージ第12節 福岡1-0湘南 レベスタ]

 アビスパ福岡がホーム初勝利を挙げて最下位を脱出した。湘南ベルマーレとの“裏天王山”を行った福岡は、後半36分にFW城後寿が決めたゴールを守り抜き1-0で勝利。勝ち点を9に伸ばすと、同8の湘南をかわした。

 福岡にとっては2011年9月25日の広島戦以来、J1のホームでは1693日ぶりの白星となった。決勝点の場面は後半36分、右サイドに流れたFW平井将生が入れたクロスをFW金森健志が落とすと、城後が倒れ込みながら流し込む。キャプテンは「ホームでサポーターの皆さんと喜ぶことができてうれしいです」とホッとした表情を浮かべた。

 しかしどこか浮かない表情の城後。それは後半18分の場面を思い浮かべてのものだった。FWウェリントンのポストプレーから城後がDFラインの裏に抜ける。完全にGKと1対1の状況を作るが、左サイドを走っていたMF邦本宜裕へのパスを選択。結果的に繋がらず、チャンスを逸してしまっていた。

 背番号10は「勝ったことに関しては素直にうれしいですが、絶好のチャンスでシュートを打たずにパスを選択して決められなかった」とゴールシーンよりもまずは反省の弁を述べると、「これで満足せずに、チームも個人ももっと頑張っていきたい」と更なる活躍を誓った。

 湘南は連敗で3節ぶりの最下位転落となった。相手を上回るシュート12本が空砲に終わった湘南。終了間際のDF島村毅の強烈シュートもGKイ・ボムヨンの好セーブに弾かれてしまった。チョウ・キジェ監督は「選手も努力して、僕たちも努力しているつもり。0点は悪く捕えれば決定力がなかったということだが、まだまだ成長の余地があることでもある。基本的には僕はポジティブな人間。ネガティブに捕えずに選手と向き合っていきたい」と話した。

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