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[Rookie League]0-5初戦から「変わった」静岡学園がA group昇格組の日大藤沢に6発快勝

ゲキサカ / 2016年5月16日 8時24分

[Rookie League]0-5初戦から「変わった」静岡学園がA group昇格組の日大藤沢に6発快勝

[5.14 U-16 Rookie League A group第1節 静岡学園高 6-1 日大藤沢高 時之栖裾野Eグラウンド]

 14日、関東・静岡の強豪18校の1年生たちが真剣勝負の場で成長を目指す「2016 U-16 Rookie League」A group第1節が行われ、静岡学園高(静岡)が日大藤沢高(神奈川)に6-1で逆転勝ちした。

 第1節前に開催された第3節の矢板中央高戦(5月1日)ではボールを支配しながらも、後半にカウンターからの連続失点を喫して0-5で完敗。CB武内魂が「今度は絶対に勝つという気持ちでこの試合に臨みました」と語ったように、必勝を誓って試合に臨んだ静岡学園が得失点差マイナス5を一気に取り戻す快勝を収めた。

 静岡学園は前半16分に守備陣の連係ミスから失点。昨年、Rookie League参入1年目ながらB group優勝を果たしてA groupへ昇格していきた日大藤沢は、1年生ながらトップチームで10番を背負うMF比留間輝が不在だったものの、MF豊福令旺やMF岩崎颯太を中心に中盤でボールを奪ってからのカウンターで静岡学園にリズムを与えない。

 だが、静岡学園はセットプレーから試合をひっくり返す。33分、MF神田凛星のCKをCB江口正太郎が頭で合わせて同点。さらに45分にも神田のCKを江口が頭で合わせると、最後は混戦からFW宮形玲央が勝ち越し点を奪った。

 こちらもトップチームでプレーする注目FW塩浜遼らを欠いた静岡学園だが、それでも各自が徹底して判断、精度を高めることを目指しているチームは神田やMF三枝竜也らがスムーズなコントロール、ターンなどのテクニックを発揮しながら日大藤沢ゴールへボールを運んでいく。そして後半26分に神田のラストパスを受けたMF村瀬貫爾がゴールを奪うと、34分にはゴール前のこぼれ球を武内が押し込んで4点目。その後も35分に左SB長谷部赳の突破から神田が決めると、39分には長谷部が左足で決めて6-1で快勝した。

 日大藤沢はMF清水和希のゲームメークからアタッカー陣が仕掛けを見せたがシュート3本に封じられて敗戦。齊藤興龍コーチも「負けて成長した。あの1試合で変わった」と語ったように0-5の敗戦から切り替えて見事な再スタートを果たした静岡学園の武内は「チームで団結して優勝狙いに行きたいです」と力を込めた。

[写真]後半35分、神田のゴールを喜ぶ静岡学園イレブン

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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