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ボレーで今季4点目も満足せず…横浜FM齋藤学「良いゴール以上に内容的に物足りない」

ゲキサカ / 2016年5月29日 16時42分

[5.29 J1第1ステージ第14節 横浜FM3-0柏 日産ス]

 終了間際の45分に、MF中村俊輔の右CKをDF中澤佑二がヘディングで合わせて1-0で後半へ折り返した横浜F・マリノス。その先制点のきっかけをつくったのは、トリコロールの背番号11だった。

 柏レイソル相手にチャンスがつくれなかった中で、前半途中から2列目左サイドで先発していたMF齋藤学は、「自分の判断で」右サイドのMF遠藤渓太とポジションを入れ替えたという。

「右のほうがボールをさわる回数が多いし、突破もしやすかった。左(サイド)でボールをさわっておいてもらって、右に展開というシーンを増やそうかなと。(ボールが)行ったり来たりの時間が多くて、なかなか攻撃の形がつくれなかったので、右サイドからのクロスを意識した」

 右サイドでボールを持った齋藤は、得意のドリブルで仕掛けてCKを獲得すると、これが冒頭の先制点へとつながった。さらに、後半に巻き返しをはかる柏の出鼻をくじく得点を挙げたのも齋藤だった。

 後半7分、横浜FMは再び右CKを獲得。中村俊輔のボールをMFパク・ジョンスがニアサイドでそらしたボールを、柏DF中山雄太のクリアが小さくなったところを、MF中町公祐がヘディングで前に送る。後ろからきた浮き球を、齋藤が倒れ込みながら左足でボレーシュート。リードは2点に広がった。

「良いゴールできましたけど、それ以上に内容的に物足りないものが多かった」。チームは3-0の快勝、自身は難易度の高いゴールを沈めても、齋藤の表情からは満足した様子はうかがえなかった。

(取材・文 奥山典幸)
●[J1]第1ステージ第14節 スコア速報

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