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最小失点で敗戦、浦和ユースDF橋岡「試合を決められる選手に」と悔しさ

ゲキサカ / 2016年5月30日 14時21分

最小失点で敗戦、浦和ユースDF橋岡「試合を決められる選手に」と悔しさ

[5.29 第40回クラブユース選手権(U-18)関東・決勝T2回戦 東京Vユース1-0浦和ユース ヴェルディG]

 浦和レッズユースのDF橋岡大樹(2年)は攻守に渡り、試合を決める選手だと示すべく、全国切符のかかる東京Vユース戦へ挑んだ。しかし、チームは最小失点での零封負け。守備で身体を張ったほか、終盤にはロングスローなどセットプレーから幾度も攻撃参加をみせたが、ゴールは遠く。敗戦を喫した。

 試合後は「プリンスリーグで3-2で勝っていたけれど、今回の全国がかかったなかで0-1で負けるというのは悔しい。最初はゼロで抑えられていたのに、最後にやられた。自分がしないといけないのは無失点で終えること。それができずに悔しいです」と唇を噛んだ。

 ルーキーイヤーの昨季はJユースカップ制覇も経験。年代別代表などには飛び級で招集された。大槻毅監督からは「試合を決められる選手になるように。DFでもゴールとかを決められる選手になれるように」と奮起を促されているという。

 この日も“試合を決める”べく、攻めては0-1の後半30分過ぎからは必死にゴール前へ張った。しかし同31分、右サイドロングスローからのヘディングシュートは大きく枠外。後半アディショナルタイムには右クロスからニアサイドへ飛び込んだが、DFを背負って伸ばした左足はわずかに届かなかった。相手守備陣に警戒されるなか、なんとかマークを外そうと動いたが結果はついてこなかった。

 「試合を決められる選手になるというのは、今日のような試合でこそ、できないといけなかったと思う」と神妙な面持ちで語ったDFは「最後にチャンスもあったのに決められないのが自分のだめなところ。もう2年生で後輩もいるし、来年は3年生になる。目標としてはこれからチームの中心に、自分がリーダーをやっていかないといけない」と決意新たに誓った。

 また、東京Vユースの印象について問われた橋岡は「10番の皓太くんが上手いなと。やっぱりあそこにいると違うなと感じました」とMF渡辺皓太(3年)の名前を挙げた。過去に年代別代表などで2度ほどチームメイトとしてプレーしたことがあったため、「上手いのはわかっていました」と言うが、対峙することで改めて感じたようだ。

 今年4月のプリンスリーグでの対戦時は、浦和ユースが渡辺不在の東京Vユースに3-2で勝利していた。しかしこの日は、渡辺擁するチームを前に敗戦。「皓太くんがいないときに勝てて、今日入ってきた試合で負けたというのは、代表とかで一緒にやっていたこともあるだけに、自分としては悔しいです」と唇を噛んだ。

 今年3月には東京五輪を見据えるU-19日本代表に“飛び級招集”された橋岡だったが、その後の候補合宿や韓国遠征(5月)などでは呼ばれずに遠ざかる日が続いている。

「東京五輪のメンバーに入るというのは目標にしていて。今は呼ばれなくて悔しい思いもありますけど、必要とされていない事実があるので。これからチームでどれだけできるか。チームでやって結果を出せれば、自分も必然的にいいところにいけるんじゃないかと思っていますまずはチームで結果を残して、代表にもまた呼ばれるようになりたい」

 浦和の漢として、“試合を決める”選手になった先に、日の丸は待っている。

(取材・文 片岡涼)

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