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[総体]5発逆転で決勝進出!プレミア勢の神戸弘陵、総体で2つの目標完遂して評価も変える:兵庫

ゲキサカ / 2016年6月4日 7時16分

[総体]5発逆転で決勝進出!プレミア勢の神戸弘陵、総体で2つの目標完遂して評価も変える:兵庫

[6.3 総体兵庫県予選準決勝 県立西宮高 1-5 神戸弘陵高 アスパ五色メイングラウンド]

 3日、平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)兵庫県予選準決勝が行われ、プレミアリーグ勢の神戸弘陵高と初の決勝進出を懸けた県立西宮高が激突。県立西宮が先制したが、FW村山健(3年)の3得点と左SB木村俊文(3年)の2発によって5ゴールを奪い返した神戸弘陵が5-1で逆転勝ちして決勝進出を決めた。

 今年、初参戦している高円宮杯プレミアリーグWESTで名古屋グランパスU18を3-0で撃破し、昨年度全国2冠の東福岡高と0-0ドロー。本人たちは決して満足していないものの、神戸弘陵は高校年代最高峰の舞台を戦うことで着実に成長を示している。「(プレミアリーグが)再開するまでに競える選手を増やそう」(神戸弘陵・谷純一監督)という意欲を持って臨んでいる総体予選。その準決勝は「今年のチームは県内であれば3点取れる力がある。前半は迫力も怖さもなかったけれど、後半は中と外を使ってウチらしく出来た」と指揮官も納得した内容で全国出場へ王手を懸けた。

 この日、立ち上がりからボールを支配して攻めた神戸弘陵はMF野中新史(3年)、MF山岡柊威(2年)のダブルボランチかサイドへ展開。そこからゴールへ迫ったが、GK徳住将主将(3年)やCB朝田和磨(3年)中心に守備意識高く守る県立西宮はゴール前で決定打を打たせない。その中で迎えた前半21分、県立西宮は前線でボールを受けたFW濱琳太郎(2年)が思い切りの良い右足ロングシュート。関西屈指のGKである神戸弘陵の鈴木悠太(3年)が反応したが、珍しくファンブルしてしまったボールがゴールラインを越えて先制点となった。それでも神戸弘陵は落ち着いて反撃すると、27分に局面を破った村山がFW矢嶋将己(3年)とのパス交換から同点ゴール。さらに後半5分にはインターセプトした野中新からのパスを受けた村山が左足シュートをゴール右隅に沈めて逆転する。

 神戸弘陵の谷監督が「相手も粘り強かった。点取っても、体を張ってきていた」と評した県立西宮も司令塔のMF岡田優大(3年)を中心にバックラインからボールを繋いで反撃。だが19分に右SB茶屋吏志(3年)の左CKから1年生MF赤木恵が放ったヘディングシュートは神戸弘陵FW立岩玄輝(2年)のスーパークリアにあって同点に追いつくことができない。一方、CB谷後滉人主将(3年)が「監督からハーフタイムに中、外を使い分けた攻撃をと言われたので信じてやったら点が入った」というように、サイド攻撃に固執せずに、中央からの攻撃も増やした神戸弘陵は21分に右サイドから中央へ切れ込んだ野中新のスルーパスを村山が右足で決めて3-1とする。

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