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[総体]勝利目前で追いつかれ、勝ち越されるも延長後半ATに同点ゴール!松山工がPK戦制して4年ぶりV:愛媛

ゲキサカ / 2016年6月11日 19時28分

[総体]勝利目前で追いつかれ、勝ち越されるも延長後半ATに同点ゴール!松山工がPK戦制して4年ぶりV:愛媛

[6.11 総体愛媛県予選決勝 松山工高 2-2(PK4-3)松山北高 ニンスタ]

 11日、平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)への出場権を懸けた愛媛県予選決勝が行われ、松山工高と松山北高が対戦。前後半70分間と延長戦で決着が着かず、PK戦までもつれた一戦は松山北2番手のキックを防いだGK野口龍也の活躍により、4-3で松山工が勝利した。松山工は4年ぶり10回目の全国出場となる。

「今日は決勝を勝つためのサッカー。守備から試合に入りながら、長いボールで相手のウィークポイントを突いていこうと考えていた」(坂本哲也監督)松山工だったが、DF山西恭平が「もっと良いゲームができたと思う」と振り返ったように立ち上がりから攻撃が機能せず、松山北ペースで試合は進んでいく。最初のチャンスは前半4分。左サイドでの崩しからゴール前にパスが通ると、走り込んだFW鶴澤翔磨が右足シュートを放ったが、ボールはGK伊藤元太の正面に。17分にも自陣右から左前方にロングボールを展開し、待ち構えたMF稲井雄大がゴールを狙うなど松山北がサイドを攻略し、見せ場を作った。

 対して、松山工がスタンドを沸かせたのは22分に左CKのリターンからMF大木秀仁がシュートを放った場面くらい。劣勢が続いたものの、「この総体は相手に押されている時間帯にずっと先制点が獲れてきた」(山西)と焦りの色は見られない。言葉通り、松山工は前半終了間際の35分に中盤から前線に浮き球を展開すると、FW石井隆之介がおさめて後ろへ戻してから、FW向井和哉がゴール前にスルーパス。フリーで走り込んだ大木が左足シュートを決めて、松山工が均衡を崩した。

 松山工にアクシデントが発生したのは後半15分。ここまで1年生ながらも、188cmの高身長を活かした守りで奮闘を続けた伊藤が相手クロスに反応した際に足をつってしまい、交代を余儀なくされた。治療のために試合が止まり、ここまで失点を回避し続けた良い流れが途絶えてもおかしくない状況だったが、悔し涙を流しながらグラウンドに倒れ込む伊藤の姿を目にした松山工の選手たちは、「元太の姿を見ていたら、『俺たちがやらなきゃ』って思った。俺らが勝つことで全国に繋げて、またそこで元太を出して上げたいって」(山西)と、これまで以上に粘り強い守りで松山北の攻撃をブロック。「急な出番でビックリした」と代わりに入ったGK野口も落ち着いてセービングで失点を回避し、時計の針を進める。

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