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[総体]もがきながらも勝ち続ける関東王者・駒澤大高、東京突破を懸けた準決勝へ進出!

ゲキサカ / 2016年6月13日 9時7分

[総体]もがきながらも勝ち続ける関東王者・駒澤大高、東京突破を懸けた準決勝へ進出!

[6.12 総体東京都予選準々決勝 駒澤大高 4-0 東大和南高 清瀬内山G]

 12日、平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)への出場権2枠を懸けた東京都予選の準々決勝2日目が行われ、今年の関東大会優勝校である駒澤大高がMF米田泰盛(3年)のハットトリックの活躍などによって東大和南高に4-0で快勝。駒大高は18日の準決勝で全国大会出場を懸けて関東一高と戦う。

 駒大高の大野祥司監督は関東大会優勝の大きな要因として「応援を頑張ってくれている」と語り、「最後はそこ」と口にした。優勝した関東大会、そしてこの東大和南戦も「もがいて上手くいかない」試合だったが、それでも東京を代表するCB佐藤瑶大(3年)が「鳥肌立つんですよ。関東の1回戦目(対正智深谷高)も立ち上がりに先制されて後半ラスト20分で点を取ったんですけど、応援がなかったら勝てなかった」と評した部員270人の応援という後押しを力に、気持ちの部分で負けない駒大高は勝ち続けている。

 この日も立ち上がりは良くなかった。佐藤は「前半の立ち上がりからボールの奪い方が分からなくなって、入り方も悪くて、チーム全体がバタバタしてしまって良くなかった。試合中のコミュニケーションが取れずに全然チームとしてまとまることができていないと思っています」。対して、今大会の決勝トーナメント1回戦で選手権予選準優勝の堀越高を破るアップセットを果たした東大和南は、前半3分にFW平塚真史(3年)がバイタルエリアを斜めにドリブル。大きくボールを運んでから出した縦のスルーパスにFW住谷大輝(3年)が走りこんでいきなりチャンスをつくり出す。これは駒大高GK征矢楽土(3年)が素早い反応で蹴り出したが、意欲的な挑戦者は関東王者に対して臆することなくポゼッションを展開して攻めていく。

 だが、東京ベスト4を懸けた戦いではわずかなミスが失点に繋がってしまう。7分、自陣PA付近でボールを繋ぐ東大和南は厳しいチェックを受けたMFがGKへ戻すが、ゴールを離れた蹴ったキックが右中間にいた米田の足下へ。米田はすかさずGK不在のゴールへ右足ミドルを蹴りこんでリードを奪った。それでも佐藤が「間間に立たれてやりにくかった」と評したように、東大和南は後方に下がって攻撃を組み立てるMF広瀬将一(3年)やMF根本勇歩(3年)を起点に、存在感放つFW平塚やFW宮尾慧吾(3年)、FW田中大地(3年)らが絶妙なポジショニングから少ないタッチのパスワーク。駒大高のプレスを剥がして前線までボールを運ぶと、18分には平塚が右足を振りぬき、26分には左サイドでDFを振り切った平塚のラストパスに住谷が飛び込んだ。

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