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[総体]全国切符最後の1枚は鹿島学園の手に!注目エースFW上田がスーパーゴール含む2発!!:茨城

ゲキサカ / 2016年6月23日 21時28分

[総体]全国切符最後の1枚は鹿島学園の手に!注目エースFW上田がスーパーゴール含む2発!!:茨城

[6.22 総体茨城県予選決勝 鹿島学園高 3-0 水戸啓明高 Ksスタ]

 22日、平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)茨城県予選決勝がケーズデンキスタジアムで行われ、鹿島学園高と水戸啓明高が対峙した。

 47都道府県で唯一出場校が決まっていなかった茨城県。最後の全国切符を懸けたファイナルマッチは序盤から水戸啓明のペースとなった。前線からのハイプレスで相手の自由を奪うと、縦に速い攻撃で幾度となく相手陣内へと侵入。迎えた前半15分過ぎからは、CKをきっかけに怒濤の連続攻撃。18分にゴール前でDF中野翔(2年)が右足でシュートを放つと、20分にもMF宇佐見捺生(3年)が好機を迎える。しかし、このヘッドはバーに弾かれ、試合展開とは裏腹に先制点を奪うことができない。一方の鹿島学園は決勝特有のプレッシャーから後手を踏む守備の連続。主将のDF塩野清雅(3年)が「自分も含めて緊張から思うように身体が動かず、硬い感じになってしまった」と振り返ったように、何もできないまま前半を終えることとなった。

 その鹿島学園イレブンが目を覚ます契機になったのはハーフタイム。「どうだ? 走れるか? 行けるか? 行けるなら行け!」と鈴木雅人監督に喝を入れられると、開始1分にFW岡部知紘(3年)が右サイドを突破。この流れからMF木次谷和希(3年)が先制ゴールを奪った。指揮官の檄と先手を取った勢いで加速した鹿島学園。MF竹内利樹(3年)とMF島村風雄(3年)のダブルボランチもこぼれ球を拾えるようになり、速攻からチャンスを作り出す場面が増加した。後半11分には自陣で相手の攻撃を防いだところを起点に、左サイドから岡部が短騎突進して中央にセンタリング。このボールを「PA内に自分しか背の高い選手がいなかったので、(相手の)CBには負けたくなかった。相手のCBも2年生だったので、意地でも負けたくないなと思っていました」というエースFW上田綺世(3年)がヘディングシュートでゴールに突き刺した。

 そして直後の17分。上田がスーパーゴールで試合の行方を決定付ける。相手CKを上田がヘディングで跳ね返すと、左サイド、ハーフライン手前で五分五分のボールに自ら反応。ここから一気にゴールへ向かうと、「1対1やスピードの面では絶対に負けない自信があった」(上田)という打開力で相手DFを置き去りに。最後はGKとの1対1も冷静に制し、観客の度肝を抜くゴールトゥゴールを完成させた。「大学のトップレベルとかプロを考えれば今のうちからやっておかないといけない。高校生相手であれば出来てしまうけど、上のレベルを目指すのであればもっとちゃんとやっていけば、将来性が出てくるよ」と鈴木監督から成長を促されていた上田。まさにエースの名に恥じない活躍ぶりで、指揮官の期待へ見事に応えてみせる。

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