U-23代表“10番”矢島が「最初に言っておきたいのは…」
ゲキサカ / 2016年6月29日 7時11分
毎回メンバーに残るために必死にやってきた。その結果、チーム発足から2年半メンバーに選出され続け、背番号10も与えられた。だからこそ、U-23日本代表MF矢島慎也(岡山)は、「今回も必死にやるだけ。与えられたチャンスの中で自分を出せるかが大事」と変わらぬスタンスで、国内ラストマッチとなるU-23南アフリカ戦に臨もうとしている。
手倉森ジャパン初陣となった14年1月のAFC U-22選手権メンバーに選出された矢島は、その後もメンバーに名を連ね、同年9月のアジア大会、15年3月のリオデジャネイロ五輪アジア一次予選、そして16年1月の五輪最終予選と大事な大会でプレーを続けてきた。16年3月のポルトガル遠征では負傷以外で初めてメンバーから外れたものの、手倉森誠監督は「矢島の力は分かっている」とその実力を十分に評価しての選外だと説明した。
FW中島翔哉(FC東京)が負傷離脱中の今年5月ガーナ戦、続くトゥーロン国際大会では10番を託された。そして、中島が復帰した南アフリカ戦でも「翔哉がいなかったときに矢島が10番を背負って良い仕事をしてくれた。今の時点では矢島が10番」(手倉森監督)と変わらず、背番号10を背負うことになった。
10番を背負うことに関して本人は、「最初に言っておきたいのは、テグさん(手倉森監督)が10番をくれたというのは、信頼してくれていると思っているので、まずはその期待に応えないといけない」と話す。10番を与えられたことで、メンバーに選出し続けてくれた指揮官の信頼を、より感じられるようになった。その期待に応えることこそが、自分のやるべきことだと強調。
そして、チーム発足当初から10番を背負い続け、プレッシャーとも戦ってきた中島こそが、エースナンバーをつけるべきだとした。「この世代の10番はずっと翔哉が背負ってきたものだから、翔哉が一番似合うと個人的には思っている。翔哉は10番タイプの選手だし、生活のすべてをサッカーに捧げているような選手なので、ふさわしいと思う」。中島はというと、「ヤジ君(矢島)はすごくうまいし、一緒にプレーしていて楽しい選手。僕は背番号にこだわりはない」と話しているが、矢島は「最後は監督が決めることですが、俺の方がこだわってないですよ」と笑った。
背番号にこだわりはない。しかし、五輪出場にはこだわりを示す。「この代の代表が始まってからずっと目標にしてきた。五輪に向けて頑張ってきたので、出たい気持ちはやっぱりある」。今までどおりのプレーを見せて、手倉森ジャパン最後の活動となるリオ五輪本大会のメンバー入りを目指す。
(取材・文 折戸岳彦)
●リオデジャネイロ五輪特集
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
【オリックス】宮城大弥の背番号変更検討 5年間背負った「13」からエースナンバー「18」へ
スポーツ報知 / 2024年11月8日 4時0分
-
東洋大姫路V王手 プロ注目右腕だけじゃない!背番号10左腕・末永が自己最速142キロマークの力投
スポニチアネックス / 2024年11月3日 13時7分
-
必需品は龍角散…宇都宮工の爆声1年生が「特別な存在」になったワケ 誰よりも先に決まった背番号20
THE ANSWER / 2024年10月27日 7時33分
-
U17アジア杯予選に臨むU-16日本代表メンバーが決定!! 中学年代からはDF長南開史とDF熊田佳斗が選出
ゲキサカ / 2024年10月23日 2時55分
-
緑の10番が浦和戦での8戦ぶりスタメンへ闘志燃やす…見木友哉「自分たち主導の試合にできれば」
超ワールドサッカー / 2024年10月18日 20時30分
ランキング
-
1阪神26歳が「世界にバレてしまう」 3回完全7K、衝撃の侍デビューは「バケモンレベル」
Full-Count / 2024年11月10日 8時20分
-
2佐々木朗希 マイナー契約しか結べない25歳ルールとは?ボーナスプールの最多はドジャース
スポニチアネックス / 2024年11月9日 15時17分
-
3【ロッテ】佐々木朗希のメジャー容認「25歳ルール」でマイナースタート
日テレNEWS NNN / 2024年11月9日 16時35分
-
4直径30cmの丸い「スイッチ」を押して26年ぶりの日本一 横浜DeNAが導入した“メンタルコーチ”の実力と意外な効果
文春オンライン / 2024年11月10日 7時0分
-
5上原浩治氏 CSアドバンテージ見直しへ「議論が大事」「変えることは必要になってくるのかな」
スポニチアネックス / 2024年11月10日 9時51分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください