[特別対談]世界に挑む者へ…川口能活×中村航輔「世界にインパクトを与える」
ゲキサカ / 2016年7月22日 12時0分
96年、アトランタでの世界大会でブラジルを相手に好セーブを連発したGK川口能活(SC相模原)は「マイアミの奇跡」の立役者の一人となった。その時95年生まれの中村航輔(柏レイソル)は、1歳になったばかりだった。当時の川口の姿こそ知らないものの、偉大なる先輩に憧れを抱きながら成長を続けた男は、同じく世界大会への切符を手に入れた。世界大会を経験した者から、この夏の世界大会に挑む者へ言葉を届ける――。
面構えがすごく良い(川口)
ご挨拶がまだでして…(中村)
――2人は初対面のようですね。
川口「ただ、試合では対戦したことがあります。去年は航輔が福岡で素晴らしいパフォーマンスをしていたので、『福岡の中村っていいGKだよね』と噂になっていたし、映像を見て噂になるだけのプレーをしているなと思った。去年の最終節で対戦したとき(岐阜1-4福岡)、同じピッチに立ったけど、若いのにものすごい存在感を出していたし、チームに与える影響も大きかった。観客の方々にもインパクトを与えるプレーをしていたので、本当に良いGKが出てきたなという印象を受けました」
中村「恐縮です(笑)。僕ら世代の選手にとって、能活さんは本当に憧れの存在でした。代表のゴールマウスを守っている姿を小さい頃から見ていたし、すごいシュートを何本も止めていて本当に格好良かった。チームを何度も勝たせるようなビッグセーブを見せていたので、自分もそういう選手になりたいと思っていました。だから去年の最終節で対戦したときも試合前に能活さんの姿を見て、「あの川口選手だ」と思ったのですが、あいさつをしていなくて…」
川口「あの試合は岐阜にとっては消化試合だったけど、福岡は自動昇格が懸かった大事な試合で、勝たないといけなかったから仕方ないよ。すごい形相で、ものすごい顔をしていたよね(笑)。ただ、航輔の第一印象は良い表情をしていて、面構えがすごく良い選手だなと思った」
中村「自分がどういう顔をしているのか分からないので、自覚はないですが(笑)」
川口「自信がありそう、なさそうとか、強そう、弱そうというのは顔で分かると思う。そういう意味でGKの面構えは大事。航輔はそれを備えていると思ったよ」
――プレーヤーとしての中村選手の印象はいかがでしたか。
川口「1対1の寄せ方がうまいですよね。相手がボールタッチをした瞬間を狙っているよね? タッチした瞬間に思い切ってコースを限定しているので、あの動きをされると相手FWは戸惑うし、シュートを打つ隙を与えていないと思う。航輔自身はそこがストロングポイントだと自覚しているかもしれないけど、1対1の寄せ方が非常にうまい選手だなと感じました」
この記事に関連するニュース
-
仮契約中のJクラブから「行っていい」 寝ずに悩んだ欧州移籍…19歳が捨てた慶応ブランド【現地発コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年11月22日 7時30分
-
中田英寿のミスに怒るのは「僕だけだった」 立ち上がった“異端児”…FKも強奪「蹴らせろ」【インタビュー】
FOOTBALL ZONE / 2024年11月17日 6時30分
-
清武弘嗣が「めちゃくちゃ好き」 招集→出番なしの欧州組を絶賛、感じた森保J最大の変化【インタビュー】
FOOTBALL ZONE / 2024年11月15日 17時30分
-
日体大柏高と柏U-18のJ内定4選手が「Jリーグ内定選手合同記者会見」。飛躍期す彼らの「超えたい選手」とは?
ゲキサカ / 2024年11月15日 17時16分
-
日本vsインドネシア 試合前日の森保一監督、MF遠藤航会見要旨
ゲキサカ / 2024年11月15日 0時34分
ランキング
-
1残りはイチロー氏ただ1人…明らかになった「19/19」 251勝左腕は脱落、快挙へまた前進
Full-Count / 2024年12月13日 16時56分
-
2J1福岡、金明輝氏の監督就任を発表 過去のパワハラ巡り異例の陳謝「皆様をお騒がせして申し訳なく思っております」
FOOTBALL ZONE / 2024年12月13日 16時2分
-
3絶対守護神マルティネス「巨人入り」急浮上の舞台裏…米敏腕記者が「2年24億円で合意間近」と
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年12月11日 11時32分
-
4ドジャース・フリーマン WS第1戦の逆転サヨナラ満弾球がオークションに
スポニチアネックス / 2024年12月14日 2時30分
-
5ウインターミーティング閉幕 佐々木朗希は「ドジャースではなくパドレス」米記者が予想
スポニチアネックス / 2024年12月14日 2時30分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください