[総体]Cブロック展望:青森山田、星稜、米子北・・・立正大淞南シードの山に並ぶの伝統校、好チームの名
ゲキサカ / 2016年7月25日 20時55分
平成28年度全国高校総体
「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)
【Cブロック展望】
立正大淞南高、中京大中京高、青森山田高、徳島市立高、聖望学園高、熊本国府高、鹿島学園高、札幌大谷高、綾羽高、星稜高、那覇西高、横浜創英高、米子北高
平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(広島)。前年度4強でCブロックにシードされたのは山陰の雄・立正大淞南高(島根)だ。もはや伝統とも言える球際の強さと高速アタックは今年も健在。南健司監督は「普通の選手しかいないですよ」と煙に巻くものの、豪快な大型FW梅木翼、多彩な仕掛けで魅せるMF井上健太、昨年から経験を積む大型ボランチのMF林尚輝、190cmの高さを誇るDF西谷泰賀ら個性的なタレントがそろっており、夏を通じて化ける可能性は十分ある。
もっとも、行く道は平坦ではない。まず2回戦で当たるのは青森山田高(青森)と中京大中京高(愛知2)の勝者と、いきなり難敵が立ちふさがる。青森山田はFC東京加入内定のU-19日本代表GK廣末陸、ジェフユナイテッド千葉加入内定のMF高橋壱晟という高校サッカー界屈指の二人が看板を背負う。ただ、決して二人だけのチームでもない。規格外の潜在能力を持つSBの三国スティビアエブス、今季大きく成長して守備の要となった橋本恭輔、中盤の底からチームを操るMF住永翔、小柄ながら速さと強さを備える嵯峨理久、長身ながら柔らかさも備えるMF郷家友太、そして昨季からの経験値もある得点源のFW鳴海彰人とまさに多士済々。青森山田セカンドでプリンスリーグ東北得点王を争うFW黒田凱など控えの層も充実している。対する中京大中京は「ミスターグランパス」岡山哲也監督を迎えて6年目。打開力を備えたFW加藤弘也、大型ボランチのMF天川力駆らを擁して激戦区突破を狙う。
その隣のブロックには徳島市立高(徳島)、聖望学園高(埼玉2)、熊本国府高(熊本)、鹿島学園高(茨城)の4校が入った。プリンスリーグ四国を制するなど実力派のチームだった昨季のメンバーも複数残る徳島市立だが、注目は何と言ってもMF郡紘平だろう。変幻自在のテクニックでチャンスを作る大会屈指の攻撃的MFだ。安定感のあるGK佐野雄亮、パワフルにゴールへ迫るFW山本史弥らもおり、今年も地力は高そうだ。対する聖望学園は今回が初出場。経験値という意味で不安はあるが、山本昌輝監督の薫陶を受けた選手たちが展開するチャレンジングなスタイルは観ていて面白い。足技に自信を持つ超攻撃的GK山田浩希を軸に、高いディフェンスラインを強気に保つリスク上等のサッカーを見せる。
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