[総体]強い決意で臨んだ熊本国府はPK敗退…鹿島学園が聖望学園待つ2回戦へ
ゲキサカ / 2016年7月27日 19時21分
[7.27 全国高校総体1回戦 熊本国府高 0-0(PK5-6)鹿島学園高 福山市竹ヶ端運動公園陸上競技場]
平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」のサッカー競技が27日に開幕し、各地で1回戦を行った。福山市竹ヶ端運動公園陸上競技場の第2試合では、熊本国府高(熊本)と鹿島学園高(茨城)が対戦。0-0で突入したPK戦の末にPK6-5で鹿島学園が接戦を制した。2回戦では聖望学園高(埼玉)と対戦する。
お互いに集中した守備で70分間相手に得点を許さず、0-0でPK戦に突入する。5人目まで全員が決めて迎えた6番手、先攻の熊本国府はDF尾上りつき(3年)が悔しいPK失敗。後攻の鹿島学園MF米谷力(3年)がしっかり決めて、鹿島学園が1回戦突破を決めた。
茨城県予選決勝でも2得点を挙げるなど、鹿島学園の注目ストライカーFW上田綺世(3年)が、チーム最多4本のシュートを放ったが、最後までゴールネットを揺らすことはできなかった。それでもPK戦で緊張の5番手を務めるなど、チームの勝利に貢献した。鹿島学園は2回戦で全国初出場の聖望学園との関東対決に臨む。
震災に伴う苦難の時期を一体となって乗り切り、強い決意で今大会に臨んだ熊本国府だが、悔しい初戦敗退となった。安定感抜群のDF久野龍心、藤田海輝(ともに3年)を中心に熊本予選から続く無失点に抑えたが、PK戦で涙を流すことに。それでも新人戦との県内2冠を達成した熊本国府が、気持ちを切り替え、3年ぶりの選手権出場に向けて歩みを始める。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
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