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[総体]最悪の春経験した流経大柏が演じる物語“夏の章”、昨夏の雪辱果たして準決勝進出!!

ゲキサカ / 2016年8月1日 7時7分

[総体]最悪の春経験した流経大柏が演じる物語“夏の章”、昨夏の雪辱果たして準決勝進出!!

[7.31 全国高校総体準々決勝 履正社高 0-1 流通経済大柏高 広島広域公園補助競技場]

 夏の高校日本一を争う平成28年度全国高校総体「2016 情熱疾走 中国総体」サッカー競技(男子)は31日、準々決勝を行った。初の4強進出を懸けた履正社高(大阪2)と2回目の優勝を目指す流通経済大柏高(千葉1)との昨夏2回戦の再戦となった一戦は、流経大柏が1-0で雪辱勝利。3年ぶりの4強入りを果たした流経大柏は8月1日の準決勝で青森山田高(青森)と戦う。

 流経大柏は昨年、後半アディショナルタイム突入から5分が経過した40分に1-1に追いつかれ、PK戦の末に敗戦。その悔しさを忘れていなかった。経験者のひとりであるMF本田憲弥(3年)は「去年、最後出ていたんですけどあそこで失点したんで、今年は絶対に負けられないというのがあった。去年(の失点)はスローインからだったと思うんですけど、気の緩みがあったと思う。自分は声出して、みんなに(緩まないよう)言うようにしていた」と語り、キャプテンマークを巻いたMF関大和(3年)は「1点リードして最後迎えるのは去年と同じ形で、みんな『もう一回締めろ』というのと『無駄なファウルをなくそう』と話していました」と振り返る。また、後半半ばの3分間のクーリングブレイク時には「最後まで集中しろよ、去年みたいになるから」という声が選手、スタッフ間から飛んでいた。全員が活かした昨年の“悪夢”の反省。そして7分間を越えるアディショナルタイムを無失点のまま乗り越えると、赤いユニフォームは拳を突き上げて勝利を喜んだ。

 今季の高円宮杯プレミアリーグEASTは「史上最悪」の開幕6連敗。だが、総体千葉県予選決勝でライバル・市立船橋高を破って千葉1位で勝ち上がってきた流経大柏の選手たちは今回の全国総体で優勝し、現在最下位のプレミアリーグで逆転残留し、選手権で全国、そして……という波乱万丈のドラマのような“物語”に挑戦している。この日、雪辱勝利を果たして物語の“夏の章”とも言える全国総体の頂点まであと2つ。今大会、帯同していない本田裕一郎監督に代わって指揮を執る榎本雅大監督代行は「選手にやろうという気持ちがあるから、日に日に良くなっている。細かいことをやらなくてもウチらしさ出して、ということは来る前に(本田)監督にも言われている。その中で落ち着いたゲーム運びができている」と頷いた。

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