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[総体]決勝アシストなどでポテンシャル示した市船SB真瀬、広島去った仲間たちにV報告を

ゲキサカ / 2016年8月1日 21時26分

[総体]決勝アシストなどでポテンシャル示した市船SB真瀬、広島去った仲間たちにV報告を

[8.1 全国高校総体準決勝 昌平高 0-1 市立船橋高 広島広域公園第一球技場]

 市立船橋高の右SB真瀬拓海(3年)がそのポテンシャルの高さを十分に示して勝利に貢献した。

 0-0の前半30分、右オープンスペースへ駆け上がると、グラウンダーのラストパス。これが小学生時代からチームメートのFW太田貴也へ通って先制点となった。「(太田が)走りこんでくれた。最近、クロス精度低くて、サイド突破することはできるけれどアシストという結果が出ていなかった。結果が出て良かった」と真瀬。準々決勝などでは圧倒的なスピードでDFを振り切り、クロスやラストパスまで持ち込みながらもそれがなかなか得点に繋がらなかった。だが、この日はチャンスを見事にゴールへ結びつけて決勝アシスト。加えて守備面ではピンチになりかねないシーンでボールを奪い取ったり、カバーリングしてクリアしたり、しっかりと役割を果たしていた。

 特に後半14分には相手がハイサイドを狙ってサイドチェンジしたボールが通りかけたが、真瀬はギリギリのところで足を伸ばしてインターセプト。すると、相手と入れ替わったSBは単騎ドリブルで駆け上がって敵陣ゴールラインまでボールを運び、CKを獲得した。このプレーには朝岡隆蔵監督をはじめ、スタッフ陣も拍手。「チームが後半苦しいと感じていたので、一個ここで頑張って。突破とか点に繋げたかったんですけど最悪CKでもいいかなと思って縦に勢いもってやれたので良かったです」というワンプレーがチームを勇気づけた。

 真瀬は昨年の全国高校総体直前に負傷を負い、先発回避。代わりに出場した後輩DF杉山弾斗がブレイクしたのに対し、自身の出場機会は交代出場の1試合にとどまった。「去年、インターハイ前に怪我して弾斗にポジション取られて出場機会が減ったので、今年のインターハイは結果残して自分の成長に繋げたいと思っていた。まだバテちゃうことが多い。後半の最後までチームの為に走ることが貢献することだと思っているので、攻撃でも、守備でも走ってチームに貢献できればいい」。まだキックの質など向上が必要だが、指揮官も認める能力の高さを決勝でチームのために発揮する。

 そのDFは優勝を遠く離れたチームメートたちとともに喜ぶつもりでいる。「ここまで来たら優勝しか無いと思っている。(合宿のため、控えで)応援してくれる人が千葉に帰ってしまう。その人達の分も優勝という結果を残して、千葉にいい結果を持っていきたいと思っています」。試合後、市立船橋イレブンは控え部員や保護者たちと大円陣をつくって優勝を誓った。決勝で勝利して、必ず彼らに最高の報告をする。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2016

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