[ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA]京都で3連続準Vの洛北が快勝!100%近い力発揮し、”高い山”削って選手権へ
ゲキサカ / 2016年8月19日 7時58分
[8.18 ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA 長崎南山高 0-2 洛北高 グローバルアリーナ]
地元・九州勢を中心とした強豪12校が秋の戦いへ向けて力を磨く「ADIDAS CUP 2016 in FUKUOKA」は18日、グループリーグ2日目を行った。昨年度夏冬全国出場の長崎南山高(長崎)と昨年度の選手権予選から新人戦、総体予選と3連続で京都準Vの強豪・洛北高(京都)との一戦は洛北が2-0で勝利。グループリーグ初白星を飾った。
終始ボールを握って攻め、前からのディフェンスもハマって長崎南山に力を出させなかった。洛北は前半に相手のミスを突いたFW影山大賀(3年)が先制ゴール。後半終盤にはこぼれ球を拾ったMF松村尚弥(3年)が左足で加点した。セットプレーでは強力CB松村王貴主将(3年)が長崎南山の大型CB太田晃輔主将(3年)とハイレベルなエアバトルを繰り広げ、2年生MF石橋亘が技術と攻撃センス、またMF樋口岳(3年)やFW中村匡克(3年)が突破力を発揮。中盤では頑張りの利くMF柴田匡晴(3年)が「守備でしっかり前からハメに行ったり、セカンドボールを拾う意識でやっていました」というように、セカンドボールを良く回収するなど個々の持ち味も発揮しての勝利だった。
5バックを敷いて奪ったボールを素早くつなごうとした長崎南山は10番MF大久保亘輝(3年)の好パスも見られたが、前半にFW西田晃典(2年)が抜け出しから放った右足シュートが枠を外れ、後半にはFW岩崎熙(2年)やDF木森玲雄(3年)の決定的なシュートが相手GKのファインセーブや相手DFのスーパークリアによって阻まれてしまう。チャンスはつくったものの、1点を奪うことができずに2連敗となった。
洛北の前田尚克監督は今大会、「言われてからやる選手と自分からできる選手の見極めをしている」という。加えて、テクニカルな選手やパワフルな選手、コンビネーションを得意とする選手などそれぞれ特長を持つ選手たちに多くの出場機会を与えながら、どのような相手、状況で活きるのか特性を見つける作業。自分から発信したり、プレッシャーがかかっていなくても自分から勝負に行くことのできる選手を見落とさずにピックアップしていく。
指揮官は夏のフェスティバルの戦いについて「今の段階だったら運が悪い方がいい」と語る。ミスや対応の遅れによって決定的なピンチを招いても、それが失点にならなければ、選手が深く反省することも、チームメートから厳しく指摘されることもないからだ。もちろん、GKがファインセーブしたり、ピンチをギリギリでカバーして失点を防いだりする成功体験も重要。だが、「やられた方が経験の蓄積になって、選手も色々なことを考えられる」と説明する。この試合ではシュートまで持っていくチャンスがありながら打ちきれなかったり、ラストパスがズレたり、攻撃のテンポの遅れるシーンもあったが、勝っていることで目立たなかった。ミスで崩されてもGKの好守によって失点にならなかった。そのような課題に自分たちで気づいて改善することができるか。主将の松村王は「危機感を感じている」と語っていたが、個々がより高い意識を持って粗を一つでも潰しながら本番の戦いへ向けてチーム力を高めていく。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[MOM5017]東山MF善積甲知(2年)_1年時から先発務めたボランチ。まず「自分の良さを出すこと」に集中してボール奪取、セカンド回収
ゲキサカ / 2025年1月8日 11時47分
-
[MOM5015]鹿島学園DF齊藤空人(2年)_空中戦で圧倒した「空人」。「負けたくない」の気持ちも表現した主将が“裏選手権”MVP獲得!
ゲキサカ / 2025年1月7日 20時14分
-
[NEW BALANCE CUP]東山は好機活かせず準優勝。MF雪本迅之助は「点の取れるボランチ」への成長を誓う
ゲキサカ / 2025年1月7日 17時56分
-
[NEW BALANCE CUP]5戦5勝、計24得点3失点と“裏選手権”で抜群の強さ見せる鹿島学園。注目CB齊藤空人主将は3冠と高卒プロで恩返し
ゲキサカ / 2025年1月6日 0時50分
-
失点直後に交代出場の2年生FW宮本が決勝点!帝京が開幕戦を制し、17年ぶりの選手権1勝!
ゲキサカ / 2024年12月30日 15時27分
ランキング
-
1競泳、標識設置ミスで壁に衝突 痛み訴える選手も
共同通信 / 2025年1月24日 21時31分
-
2大谷翔平の“スカウト術”を米記者絶賛「彼は知っている」 朗希面談で行っていた秘策
Full-Count / 2025年1月24日 19時29分
-
3G大阪“TMマッチユニ”「カッコよすぎ」 金のライン入った秀逸デザインが話題「販売して」
FOOTBALL ZONE / 2025年1月24日 21時20分
-
4試合中継で井上尚弥にだけ抱く違和感 「聞こえるんだもんなぁ…」不思議現象に気づいたESPN実況席で話題
THE ANSWER / 2025年1月25日 5時53分
-
5ドジャース佐々木朗希を押し潰す「600億円」の壮絶プレッシャー…ただでさえ「ワガママ」と批判殺到
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月25日 9時26分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください