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[MOM1853]聖光学院MF山口輝久(2年)_夏の急成長に監督も舌巻く2年生司令塔

ゲキサカ / 2016年8月18日 23時17分

[MOM1853]聖光学院MF山口輝久(2年)_夏の急成長に監督も舌巻く2年生司令塔

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.18 アンダーアーマーチャレンジカップ準決勝 聖光学院1-0湯本 いわきグリーンフィールド]

 目を見張る成長は、うれしい驚きでもあった。決勝進出を決めた聖光学院高(福島)の好調な攻撃陣をトップ下の位置で操る2年生MF山口輝久。抜群のテクニックと正確なパスでチャンスを量産してきた。

 山田喜行監督は「中学のときからトップ下で、ボール扱いのうまい選手だったが、守備ができなかった。ただ、今年の夏で成長して、守備もできるようになったし、戦う気持ちも出てきた」と、その成長ぶりに目を細める。

 1トップを務めるFW青木汰百(3年)が俊足を飛ばして裏に走り、山口からスルーパスが出る。あるいは青木が走って生まれたスペースに山口が飛び込む。「ちょっとパスがズレても(青木は)足が速いので大丈夫」という2人のコンビネーションが聖光学院の一つの武器になっている。

 3年生主体のチームの中で数少ない下級生。「軽いプレーをすると、後ろからガンガン言われて、それがきつかった」と苦笑いするが、「3年生は卒業まで残り少ないし、少しでも長く一緒にやりたい」と、選手権予選に向けた決意も口にした。

 スルーパスやセットプレーで数多くのゴールを演出している山口だが、準決勝では後半5分に自らゴール前に抜け出し、ポスト直撃のシュート。「1-0の場面で2-0になれば楽だし、悔しかった」と、思わず頭を抱えた。「今大会は出せていないけど、ロングシュートも自分の持ち味。隙があれば打っていきたい」。明日19日の決勝では今大会初ゴールも虎視眈々と狙っていく。

(取材・文 西山紘平)
●アンダーアーマーチャレンジカップ2016 SUMMER

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