“相手を見れる”川崎F大島 帰国後初戦で存在感示す
ゲキサカ / 2016年8月21日 4時48分
[8.20 J1第2ステージ第9節 浦和 1-2 川崎F 埼玉]
チャンスと見るや一気にギアを上げた。後半29分、川崎フロンターレの背番号10を背負うMF大島僚太は、中盤の底から前線へとボールを運んで決勝点を導いた。
左サイドのMFエドゥアルド・ネットからセンターサークル付近でボールを受けた大島は、猛然と距離を詰めてくるMF阿部勇樹を軽やかなボールさばきでかわし、さらにはスライディングで奪いにきたDF那須大亮との球際の攻防を制して前線へと運ぶ。
PA外まで持ち上がってFW小林悠へとパスを送ると、小林からボールを受けたMF森谷賢太郎の落としに反応。PA外からシュートを狙うかと思われたが、那須にスライディングでコースを消されると、細かなタッチで鮮やかにかわして右のDFエウシーニョに展開する。最後はエウシーニョのグラウンダーのクロスを森谷が押し込んで、決勝点が生まれた。
風間八宏監督が「相手を見れるというのが大きい。相手の足を動かしながら、(ボールを)止められる」と大島を評したように、相手の動きを見極め、裏をかいたプレーの連続で好機を生み出した。
リオデジャネイロ五輪を戦い、帰国後の初戦。同じく五輪を戦った浦和のFW興梠慎三とDF遠藤航はベンチスタートだった。しかし、インフルエンザを発症して、決して体調は万全ではなかった大島はスターティングメンバーに名を連ねるだけでなく、90分間ピッチに立ち続けた。本人は「後半はきつくて、チームに助けてもらった」と苦笑したが、指揮官は「ハードなスケジュールの中でよく90分やってくれた」と大島の働きぶりを称賛した。
前節の鳥栖戦で17試合ぶりに黒星を喫したチームだが、浦和との天王山を制して、年間首位を死守するだけでなく、第2ステージ首位の奪還に成功。「優勝するためには連敗はできなかったし、浦和には第1ステージで負けていたので勝たなければいけないと強く思っていた。この勝ちを無駄にしないように、次も勝ちたい」。帰国後初戦で存在感示した背番号10は、大一番での勝利に安堵の表情を浮かべた。
(取材・文 折戸岳彦)●[J1]第2ステージ第9節 スコア速報
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