[関西U-16~Groeien~]最終節逆転で2位と全国決めた履正社、次は「今年の選手権に出る」
ゲキサカ / 2016年8月26日 23時50分
[8.26 関西U-16~Groeien(育てる)~2016第9節 神戸弘陵高 1-8 履正社高 伊勢ヴィレッジA]
関西地域の強豪10校が長期にわたるリーグ戦を通して、U-16選手の育成および指導者のレベルアップを図る「関西U-16~Groeien(育てる)~2016」は26日、最終節を行い、2位・神戸弘陵高(兵庫)と3位・履正社高(大阪)との一戦は8-1で履正社が大勝。2位でリーグ戦を終えた履正社は来年2月か3月に開催予定のU-16全国大会への出場を決めた。
履正社は立ち上がりに連続ゴール。7分にDF道前克彦のアシストからFW小松海樹が先制点を決めると、9分にはMF塩谷周造のアシストから今度はDF水口湧斗が決めた。セットプレーで先手を打った履正社は前半終了間際にも塩谷が加点し、後半8分には小松がこの日2点目のゴールを奪って4-0と突き放した。
神戸弘陵も後半11分にFW山瀬翔輝のアシストからMF中濱悠斗が決めて1点を返す。だが、履正社の攻撃を止めることができなかった。履正社は13分に小松がハットトリック達成となる3点目。さらにMF島里将伍、FW茨木諒佑 、MF野口天葵も決めて8得点で勝利した。
野口や小松が全国高校総体を経験し、ケガで離脱していた主軸候補のDF寺村浩平や茨木が復帰してきた。履正社の上原岳大コーチは「モチベーションもあったけれど、今まで一番チームとしてまとまりが出ていた」と評価。彼らが秘めていた全国への思いを爆発させた形となったが、日頃からチーム内の3年生たちとメンバー入りへの真剣勝負をしている彼らはU-16全国大会以上にこの冬に視線を向けている。「今年の選手権に出る。その思いでやってくれていると思う。ブレずにやっていきたい」(上原コーチ)。全国進出を決めた履正社の1年生たちは全国の前に、選手権のピッチでチームの勝利に貢献する。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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