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[関西U-16~Groeien~]興國が0-3から大逆転で全勝V!自分たちが中心となって「関西から世界へ」

ゲキサカ / 2016年8月27日 18時19分

[関西U-16~Groeien~]興國が0-3から大逆転で全勝V!自分たちが中心となって「関西から世界へ」

[8.26 関西U-16~Groeien(育てる)~2016第9節 興國高 4-3 東山高 伊勢ヴィレッジB]

 関西から世界へ――。 関西地域の強豪10校が長期にわたるリーグ戦を通して、U-16選手の育成および指導者のレベルアップを図る「関西U-16~Groeien(育てる)~2016」は26日に最終節を行い、興國高(大阪)が東山高(京都)に0-3から逆転勝ち。前節ですでに2連覇を決めていた興國は全勝優勝を達成した。興國は2位の履正社高(大阪)とともに来年2月か3月に開催予定のU-16全国大会へ出場する予定となっている。

 四日市中央工高や履正社高、神戸弘陵高など全国トップクラスの強豪たちとのリーグ戦で大阪の新鋭、興國の1年生たちが快挙を成し遂げた。昨年は8勝1敗での優勝だっただけにMF石丸海は「先輩を越えられたので良かった」と語り、MF加藤優太も「あまり実感が湧かないけれど嬉しいです」。それも最終戦は3点ビハインドをひっくり返すという劇的な展開で偉業を達成した。

 前半は完全に東山のペースだった。西野将貴コーチが「試合の入り方も、雰囲気も良かった。前半はいい形で守備から攻撃ができていた。相手よりも走って東山らしいサッカーがやれていた」と振り返ったように東山は興國の全勝優勝阻止と、2位浮上のチャンスを掴もうと意欲的なサッカーを見せる。前からのアグレッシブな守備で相手のパスコースを限定。ミスを誘ってボールを奪うと、ショートカウンターや後方で作った攻撃からFW大八木陽一やMF久乗聖亜、MF飯田敏基がスピードに乗った仕掛けを見せる。

 そして19分に飯田が突破からゴールを破ると、30分にも右SB清原航平の突破からセンタリングを飯田が決める。修正できなかった興國に対して東山はほぼ完璧な45分間。そして西野コーチから「気持ちの部分で引くな」と送り出された東山は後半6分にもMF長坂大陸が右足シュートをねじ込んで3-0とした。守備陣もGK荒木光汰中心に安定。危なげなかった東山だが、加藤が「後半になって守備のアプローチラインを上げてタイトについて行って、前でサッカーできるようになった」と説明した興國に怒涛の追い上げを許してしまう。

 後半17分までに5選手を入れ替えて反撃する興國は20分、MF内山颯基のミドルシュートで1点を返すと、その1分後にFW西山倖太朗の右クロスをFW米田壮吹が合わせて1点差。この連続ゴールで勢いづいた興國は東山のカウンター攻撃を交代出場のGK岸夏駆中心に封じると、米田の右クロスなどからさらにゴールを目指す。そして35分、西山のラストパスに米田が飛び込み、最後はこぼれ球をFW古川大樹が押し込んで同点に追いついた。

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