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ベテラン玉田&ルーキー澤上が今季初得点でC大阪快勝!山口蛍は2得点に絡む活躍

ゲキサカ / 2016年9月11日 23時16分

[9.11 J2第31節 C大阪2-0長崎 金鳥スタ]

 J2第31節が11日に行われ、キンチョウスタジアムではセレッソ大阪がV・ファーレン長崎を2-0で撃破した。C大阪は2連勝で勝ち点を「57」に伸ばし、3位をキープ。ホームでのリーグ戦勝利は6月26日の東京V戦(1-0)以来、5試合ぶりとなった。

 C大阪は右足手術でリハビリ中のFW柿谷曜一朗に続いて、3日に行われた天皇杯2回戦の京都戦でFW杉本健勇が負傷。左肋骨骨折および外傷性気胸で全治3週間の診断を受けた。今季リーグ戦全30試合に先発出場していた主力FWの離脱を受け、この日はFW玉田圭司を1トップに据えた。

 長崎は前半11分に決定機を迎える。見事なパスワークで相手DFを翻弄し、MF宮本航汰とのワンツーから最後はMF白星東がシュートを放つも、DFがブロック。対するC大阪はMF酒本憲幸が起点となって何度もゴールを脅かしたが、得点にはつながらず、前半42分、こぼれ球を拾ったMF山口蛍のミドルシュートもわずかに枠の上に外れた。

 0-0で迎えた後半11分、素早いリスタートからC大阪が先制点を奪う。ペナルティアーク内でFKを獲得すると、山口がボールをセットしてすぐにスルーパスを供給。これに反応した玉田が倒れこみながら左足で強烈なシュートを放ち、今季リーグ戦初得点を決めた。ベテランFWは「(山口)蛍と目が合って、いいパスをくれたので冷静に決められて良かった」と、相手の隙を突いた得点シーンを振り返った。

 後半アディショナルタイム3分にもC大阪が少ないタッチから追加点を奪う。山口が左サイドに展開すると、MF丸橋祐介が前線にクロスを供給。これに途中出場のルーキーFW澤上竜二がファーで合わせ、ダイビングヘッドを決めた。C大阪U-23の一員として7月10日のJ3G大阪U-23戦でゴールを決めていた澤上だが、J2ではこれが待望の初ゴール。その直後に試合終了のホイッスルが吹かれ、C大阪が2-0で快勝した。

 FW陣に負傷者が相次ぐ中、玉田と澤上に今季初ゴールが生まれ、3連敗中だったホームで勝ち点3を手にしたC大阪。試合後のインタビューで大熊清監督は「ケガ人がいる中で代わりに出た選手がそれぞれの役割を果たしてくれた。2人とも頑張っていて点が取れない中で、点が取れたのは大きい」と、チームとしての収穫を語った。一方の長崎はこれでリーグ戦は5試合勝利なし(3分2敗)。昇格プレーオフ圏内の6位まで勝ち点12差の13位に後退した。
●[J2]第31節 スコア速報

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