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JFLのHonda FCが9人の盛岡を撃破!Jクラブ勢3連破で9大会ぶり16強入り

ゲキサカ / 2016年9月22日 15時13分

[9.22 天皇杯3回戦 盛岡1-2Honda FC ユアスタ]

 天皇杯は22日、各地で3回戦を行い、JFLのHonda FCがJ3のグルージャ盛岡に2-1で競り勝ち、4回戦進出を決めた。Jリーグ勢以外で唯一、3回戦まで駒を進めてきたHonda FCが1回戦からJクラブを3連破し、9大会ぶりのベスト16入り。4回戦の組み合わせ抽選会は10月4日に行われる。

 Honda FCは前半3分、FW古橋達弥の右クロスにFW久野純弥が頭で合わせるが、ゴール左へ。同12分にはMF大町将梧が左サイドをドリブルで持ち上がり、PA内左から左足で狙ったが、GKに阻まれた。

 序盤からリズムよく試合を進めるHonda FCが先制に成功する。前半26分、DF細貝竜太のスルーパスから久野が左サイドのスペースに走り込み、切り返してマイナスのクロス。後方から走り込んできた大町がワントラップから右足を振り抜き、ゴール左隅にねじ込んだ。

 大町の天皇杯3戦連発となるゴールでリードを奪ったHonda FCだが、後半は盛岡が反撃に出る。すると後半12分、MF牛之濱拓が後方からDF鈴木雄也に倒され、PKを獲得。ペナルティーエリアぎりぎりのホールディングだったが、家本政明主審はエリア内と判断した。ところが、このプレーの直後にボールを離さなかったHonda FCのGK清水谷侑樹を押し倒したとして盛岡MF垣根拓也が一発退場となった。

 PKを獲得しながら数的不利に立たされた盛岡。PKはFW梅内和磨がゴール左隅に決めて1-1の同点に追いついたが、直後の後半17分には牛之濱も2枚目の警告で退場処分を受けた。まさかの連続退場で9人になった盛岡。一気にHonda FCが攻勢に出るが、引いて守りを固める盛岡も体を張って跳ね返す。Honda FCは終盤、再三の決定機をつくるが、盛岡GK土井康平がビッグセーブを連発。それでも試合終了間際の後半アディショナルタイム、細貝の右クロスにファーサイドのDF中川裕平が右足で合わせ、ついにゴールをこじ開けた。

 劇的な決勝点で9人の盛岡を2-1で下したHonda FCは1回戦のJ2岐阜、2回戦のJ2松本に続いてJリーグ勢を3連破。ベスト8入りした07年度大会以来の16強入りとなり、井幡博康監督はテレビインタビューで「またJリーグ勢とできるうれしさもあるし、全国にホンダのサッカーを見せられるということで、アマチュアのチームでもJと対等にできるんだというサッカーを見せていきたい」と話していた。
●第96回天皇杯特設ページ

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