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長谷部誠が世界で活躍するワケ「厳しいときこそ自分と向き合って、打ち克つ」

ゲキサカ / 2016年10月7日 16時0分

ドイツでは「限界をつくらずにやる大切さを学んだ」

 史上6人目となる国際Aマッチ100試合出場を達成。2010年からは6年にわたって日本代表のキャプテンを担っている。しかし、長谷部誠(フランクフルト)の高校時代は、「そこまでの選手ではなかった」と自他ともに認める。それでもブンデスリーガで10年目を迎える長谷部を支えているのは、高校時代に培ったものだった――。

自分の限界を
つくらないことが重要

――現在アルペン×プーマで「BEAT THE BEST」というキャンペーンを展開しています。これは「ライバルを超えろ」「己を超えろ」「強敵をたたけ」という目的のために日々のトレーニングをしていく、という意味合いがあるのですが、長谷部選手が共感できる言葉はありますか?
「『強敵をたたけ』という意味では、クラブでも日本代表でも、自分たちより強いチームと対戦することが多々あります。その中で、強い相手を倒してこそ、喜びもひとしおなので、『強敵をたたけ』というのは、好きですね。強い相手を倒すまでのプロセスを楽しんでいるところもあります」

――プロになる前、たとえば高校生のころから「強豪」「ライバル」ということを意識されていましたか?
「静岡では自分たちのチーム以外にも『強豪』がたくさんいました。そういった強豪校は『ライバル』チームでしたし、チーム内にも『ライバル』となる選手はいます。そこで大事になるのが『己を超える』ということ。ボールを使わずに走るだけの練習を課されたこともありましたけど、厳しいトレーニングのときこそ弱い自分と向き合って、打ち克って、鍛えられてきたのだと思っています」

――高校時代はどのようなトレーニングをされていましたか?
「全体練習が終わっても、学校のグラウンドのライトが消されるまで練習していました。それが終わってからも個人的にフットサル場に行って、大人たちとフットサルをやってテクニックを磨いたり。サッカーが上手くなるためにはとにかく練習しかないと思っていたので、とことんサッカーばかりやっていました」

――食事の面でもスペインに順応されていますか?
「朝昼はクラブで食事が出ることがほとんどです。夜は体のことも考えて、外食ではなく自炊をしています。調味料を日本から持ってきていて、スーパーで肉を買ってしょうが焼きをつくったりする程度ですけど。食事で足りない分はサプリメントで補っています」

――トレーニングをする上で、具体的に課題を挙げていたのでしょうか?
「高校のときは、右のウイングに近いサイドハーフで出場していたので、『ドルブルで相手を抜き去る』『相手を抜く前にクロスを上げる』といった部分は、突き詰めて練習していました。そこだけは誰にも負けないという自信を持てたのは、トレーニングに裏打ちされたものだと思っています」

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